Appleは今日、オフィシャルサイトを通じてデベロッパ向けに、App Storeのアプリの容量を2GBから4GBに引き上げることを発表した。これにより、更に質の高いゲームなどがiOSプラットフォームで提供される可能性が高くなる。しかしこのアプリの容量の引き上げは、ハードウェアにも影響するのではないだろうか。
業界内では、今後販売されるiPhone/iPadは32GBが最低容量になるのではないかとみているところがあるようだ。
BGRの記事:iPhoneの最低容量が32GBに
海外メディアBGRは本日、“Appleは最も嫌がられていたiPhoneの特性を修正するだろう(Apple might finally fix the one iPhone feature you hate most)”と題した記事をリリースしており、記事では次世代iPhoneとiPadの基本容量が16GBから32GBになる可能性が示唆されている。そしてこの可能性の最大の根拠として、AppleはiOS8をリリースした時につまづいたことが示されている。iOS8が正式リリースされた後、iOS8のアップデート適用率が期待値まで上がってこないのは、アップデートに必要とされた空き容量があまりにも大きすぎたことが主な原因といわれており、Appleはこの状況を二度と発生させないために、次世代のiPhone/iPadの最低容量を32GBに増強するのではないかというのだ。
ただAppleが”中級版”iPhoneの容量を64GBとすることに一部のユーザから疑問の声が上がっている。なぜならAppleにとっては、昨年秋に新発売されたiPhone6/6 Plusから32GBを廃止したのは、それによってiPhoneの平均単価を引き上げ、より多くの利益を確保するためだというのが定説だからだ。しかしこのようなAppleのやり方で、仕方なしに64GBを買わざるを得なくなってしまったユーザの中にはそれを不愉快に感じている人も多いだろう。
Appleのテクニカルサポートフォーラムでも、”Appleは少なくとも32GBを最低容量とすべき”だという声も多く書き込まれているとのこと。
画蛇添足
私自身はiPhoneはいつも最高容量のものを買うようにしているので関係ないが、確かにアプリの最大サイズが4GBに増えると、16GBモデルにもし複数の4GBのアプリを入れようとすると、システムが使っている領域などが引かれて16GBをフルで使えるわけではないため、最大でも3つしか入れられないということになる。これではあまりに悲しい。
ただ、現在の16GB、64GB、128GBというラインナップはやはり不自然ではないだろうか。これまでの16GB、32GB、64GBのように、それぞれ1つずつずれて、32GB、64GB、128GBというラインナップのほうがよほど自然に見える。ただ、これからはクラウド化がどんどん進み、写真などの重いデータはユーザはクラウドに上げていく傾向がある。そんなに大きい容量が必要だろうか?AppleもiCloudも売りたいだろうに。
また4GBのアプリは、iPhoneに転送することを想像だけでも気が滅入る大きさだ。本当にゲームくらいしか使い道がないと思うが。。
記事は以上。
(出典元:WeiPhone)