海外メディアBGRの報道によると、最近ジーンズ派のiPhone6/6 Plusユーザから、Appleの新型iPhoneの背面アンテナ、つまりプラスチック製のD型のラインが、もともと白だったのがいつの間にか知らないうちにジーンズの色が移ってしまうという情報が寄せられたらしい。
スペースグレイモデルはもともとアンテナ部分が灰色のため目立たないが、シルバーやゴールドモデルはこのアンテナが白いため目立つ上、特にこの部分が真っ白なゴールドモデルが非常に目立ちやすいという。もともとこの白い色はゴールド色に合わずダサい印象を与えているのに、更にこの”アンテナ汚れゲート”まで来てしまったらまたもやiPhone6ピンチか!?といったところ。
これはジーンズが悪いんだろうか、それともAppleの設計段階で詰めが甘かったとクレームをつけるべきなんだろうか?
BGRによれば、ジーンズ族は携帯をポケットに入れておくのが好きなので(スティーブ・ジョブズもそうだった)、この習慣によって、ポケットからiPhone6を出し入れするときに、ポケットとアンテナ部分の摩擦が発生し、それが繰り返されることでプラスチックの方に何らかの変化がもたらされるようだ。色移りしたアンテナ部分は見た目は、ヴィンテージジーンズのかっこよさという次元とはほど遠く、古くて汚い感じがする。
この問題について、多くのユーザが伝統的な方法で何とか色移りしたアンテナ部分を綺麗にしようと努力した。漂白剤を使った人もいるが、効果はイマイチだったようだ。他のユーザからは、強くこすってしまうとシャーシ本体に擦り傷をつけてしまうことになってしまうという。今のところ、”ものすごく気をつけて丁寧に根気よく拭く”以外に、有効な解決方法はないようだ。
iPhone6/6 Plusのアンテナがこのような材料を使って設計されたというのは、何らかのハードウェア機能の必要性があってなされたものと見るべきのため、Appleにこのアンテナをもう一回デザインし直せという要求をすることはできない。またもし改良するにしてもアンテナをどこに置くかが問題となる。しかし既に汚れっちまったiPhone6/6 Plusを抱えたユーザは、その怒りの行き先をどこに向ければいいのだろう?
まさか、ジーンズメーカーに文句をつけるわけにもいかないし。
画蛇添足:スティーブ・ジョブズなら。。
これは禁句になりつつあるが、ジーンズ派のスティーブ・ジョブズがもし生きていたら、この問題を真っ先に指摘してiPhone6のアンテナデザインにNoを出していたんじゃないだろうか。。
私個人としてはこの醜いアンテナにGoを出したAppleのデザイン総責任者サー・ジョニー・アイブ様の美的センスが全く信じられなくなってしまっている。
去年iPhone5cからその兆候はあったのだが。。Apple Watchだって全く欲しいとは思えないデザインだ。まあ、デザインは好みがあるから何とも言えないが。。
きっと、この”色移り”問題を指摘されたら優等生的なクック船長率いるAppleの回答はこうなるだろう。
「使用には何ら問題ない」。
記事は以上。