先ほど、iOS7.1.xの完全脱獄ツール”Pangu”の中国の開発チーム”Panguteam”が、突然iOS8.0〜iOS8.1.0用の完全脱獄ツールをリリースした。
ダウンロードはPanguオフィシャルサイトから。
Pangu iOS8完全脱獄ツールv1.0.1の詳細
■全てのiOS8.0〜iOS8.1.0搭載デバイスに使用可能。
・iPhone: iPhone6, iPhone6 Plus, iPhone5s, iPhone5, iPhone4s
・iPad: iPad Air 2, iPad Air, iPad4, iPad 3, iPad 2
・iPad mini: iPad mini 3, iPad mini Retina, iPad mini
・iPod Touch
■現在のところ、Windows版しかリリースされていない。
■現在のバージョンは1.0.1で、33.1MB。(1.0.0はバグだらけで写真が消えるなど使い物にならないので使わないように!)
私はWindowsを持っていないので、自分では試せていないが、夜には試せるかもしれない。ただ、PanguオフィシャルのTwitterでは、
@PanguTeam Strongly recommend normal users to jailbreak their devices after Cydia is compatible. We will release english version in few days
— PanguTeam (@PanguTeam) 2014, 10月 22
“CydiaがiOS8に対応するまで脱獄を待つことを強くオススメする。数日内だ”とツイートしている。
またSaurikも数日以内に対応を行うとツイートしている。
また、オフィシャルサイト内でいくつか説明があるので、日本語に翻訳しておく。
iOS8用完全脱獄ツール”Pangu” 公式特別説明
1. なぜCydiaがないのか
iOS8システムは多くの改変が行われており、CydiaとSubstrateフレームに依存する多くの脱獄アプリやTweakがiOS8下では使用できない。そのため、私たちはバージョン1.0でデベロッパが必要ないくつかの基本環境とSSH等のTweakを提供し、Cydiaの作者及びその他のデベロッパができるだけ早くiOS8のために彼らのコードを書き換えるのに便利なようにしている。Cydiaの作者(Saurik)が互換性をCydiaに持たせた後、私たちはアップデート版をリリースしCydiaを入れる予定だ。そのため、Pangu iOS8用1.0脱獄ツールは、厳密にいうと脱獄デベロッパのための準備のためのバージョンだ。
2. 現在脱獄するべきか
脱獄には時間的なリミットがあり、Appleがいつこのセキュリティホールを塞ぐかはわからない。そういうわけで、先に脱獄をしておいて、後でCydiaが対応した後に、デバイス上のPangu AppでCydiaをダウンロードしてインストールするか、SSH等を使ってインストールすることも可能だ。それ以外に、PP助手脱獄版も、完全にiOS8システムに対応していて、ソフトウェアのダウンロードをすることができる(今回のiOS8用PanguでPP助手もデフォルトでインストールされるようになった)。
iOS8用完全脱獄ツール”Pangu” ヘルプ
1. 脱獄前の準備
・データをバックアップすること。Pangu iOS8版は既に多くのデバイスでテストして成功しているが、データの消失を防ぐためにやはりバックアップは必ずオススメしたい。
・脱獄前にパスコード・パスワードをオフにし、iCloudの設定の”iPhoneを探す”機能をオフにすること。
2. OTAアップデートしたデバイスが脱獄に失敗する
OTAでアップデートしたシステムには多くの要素が影響している。
もし何回も失敗するようであれば、オフィシャルファームウェアをダウンロードして復元してから試して欲しい。
・iPhone用iOS8.1ファームウェアはこちら
・iPad用iOS8.1ファームウェアはこちら
またPangu(iOS8)は復元と自動アクティベート機能があり、復元した後直接脱獄をクリックすると、Panguは自動的にあなたのデバイスをアクティベートし、更に脱獄を行う。
3. デバイス上に”ストレージがほぼいっぱいです”という表示が出る問題
これは脱獄プログラムがシステムメニューに書き込む際の警告で、使用には影響しない。CydiaがiOS8に対応した後、Cydiaを実行してシステムメニューからプログラムを移動すれば、この問題は解決する。
4. afc2サービスについて
Appleがシステムに大量の調整を行った結果、今のところ使用可能なafc2Tweakはない。
5. com.apple.mobile.softwareupdated.plistを削除したり、使用を禁止したりしないこと。
さもないと、Appleロゴループに陥ることになる。
6. 脱獄処理に失敗する
まずフライトモードにしてWi-Fiを閉じてから脱獄してみて欲しい。もし失敗したら再起動後更に試して欲しい。もしそれでも失敗するようであれば、Panguの復元機能を使って復元してから脱獄してみて欲しい。
記事は以上。