xiaolong 
iOS7.1.1対応の紐付き脱獄ツール「Geeksn0w」の作者BlackGeekが先日、
iOS8の完全脱獄ツールを自ら世界初でリリースすることを宣言した。
そのツールは現在デベロッパー向けにベータテストが行われているバージョンの、
iOS8 Beta1とBeta2に対応するという。
もしBlackGeekが最終的にそのプランを達成したとしたら、
それは確かにまさしくiOS Beta版のための世界初の完全脱獄ツールとなるだろう。
果たして意味があるかは別として。。
Please, read this: http://t.co/TYiqsWJWin
— BlackGeek (@blackgeektuto) 2014, 6月 28
上記のBlackGeekのTwitterのつぶやきのリンク先、
Geeksn0wの公式サイトによれば、
BlackGeekがリリースしようとしているiOS8の脱獄ツールは、
中国のハッカー集団PanguTeamによるiOS7.1.x対応完全脱獄ツール「Pangu（盤古）」のexploitのうち、
i0n1cのexploitと、その他Panguの一部のリソースを使うとしていて、
彼は自分の脱獄ツールを”非公式Pangu（Pangu-Unofficial）”と銘打っている。
BlackGeekによれば、iOS 8 Beta用の脱獄ツールのリリース時間はまだ決まっていないという。
この脱獄ツールが順調にリリースできれば、
最大の功労者はPanguTeamであるという。
というのも、基本的にはPanguの内容を移植したものになりそうだからという。
現在、BlackGeekはPanguTeamの使用許可を待っているとのこと。
だが、PanguTeamもi0n1cに言わせれば独自に開発したものではないということもあり。。
バージョンアップして差し替えられたコードにもi0n1cの作ったものが残っているという。
それに、これらのexploitが利用するセキュリティホールは、
間違いなくiOS8の正式版が出る頃にはAppleによって塞がれてしまっているだろう。
そんなわけで、この脱獄ツールはさほど意味がないとも言える。
脱獄しなくてもただでさえ非常に不安定なiOS8 ベータ版を脱獄したところで、
余計に不安定になるばかりか、多くの脱獄TweakはiOS8で動かないだろう。
完全に物好きのための脱獄ツールとなりそうだ。
（脱獄そのものが物好きのためのものと言われると反論できないが！笑）
個人的には、中国はただでさえパクリのものが多く、
Panguも例外なくパクリだとの誹りを受けたために、
バージョンアップでその原因となったi0n1cのexploitを外したくらいなのだが、
一応ちゃんと許可を得てやろうとしているとはいえ、
その中国のツールをまたパクろうとするとは、これ如何に。。
記事は以上。