Apple Inc.(アップル)は最新の投資者向けSEC文書「Form10-Q Quarterly Report」の中で、
昨年12月28日迄の前四半期でAppleが企業買収に5.25億ドルを使用したと公表している。
これは1年前の四半期の2.84億ドルと比較するとほぼ倍増していることがわかる。
2013年のAppleの企業買収は確かに非常に頻繁に行われている。
CEOのティム・クック(Tim Cook)が昨年9月に、
Appleは2013年に15社の会社を買収し、
対外的に公表しているのは10社だと明かしていた。
Appleが買収した会社はサーチ、マップ(地図)、半導体等の領域に及び、
これらは当然将来的なサービスや機能への準備に他ならない。
2013年にAppleが買収した企業の情報をまとめると、以下の通り。
・WifiSLAM:屋内位置情報技術の研究開発会社。買収金額は約2000万ドル(約18億8000万円)(買収関連ニュース ascii.jp)
・HotStop:世界500都市(140の主要の大都市)のバス、電車、徒歩の乗り換え案内サービスやiOSアプリ「HopStop Transit Directions for iPhone」の開発、提供をしている会社。(買収情報関連ニュース IT Strike)
・Locationary:カナダの「ユーザーの書き込みを元に、ローカルなお店などの情報を随時更新」している会社。(買収関連ニュース GIZMODO Japan)
・Passif Semiconductor:低消費電力スイッチ(Bluetooth ブルートゥース技術を応用)に基づくワイヤレストランシーバを開発している会社。(買収関連ニュース CNET Japan)
・Matcha.tv:動画コンテンツリスト集約サービスを提供していた会社。(買収関連ニュース CNET Japan)
・Primesense:イスラエルの3Dモーションセンサ技術を持った会社。一説にはアップルはこの会社のモーションセンサではなく三次元空間をマッピングできるチップに目を付けたという。(買収関連ニュース CNET Japan)
これらの買収された企業の情報を見ていると、
これからのアップルの製品の開発の方向性が見えてくるかもしれない。
記事は以上。