Appleより、iOS7.0.5が本日未明にリリースされた。
バージョン番号は11B601で、
iOS7.0.4のリリースから2ヶ月強の時間が経過している。
ただし今回の更新は一部のiPhone5s/5c用のバグの修正に留まり、
ファームウェアのサイズはiPhone5s用は1419.14MB、
iPhone5c用は1271.52MBとなっている。
アップルによるiOS7.0.5のアップデート内容説明によると、
iOS7.0.5は中国版iPhone5sとiPhone5cの一部の機種にのみ適用され、
ネットワーク設定ファイルの修正及びいくつかのバグの修正(FaceTimeのバグ等)に留まっている。
上の文言ではCorrects(修正)となっているが、
実はこのアップデートは、
1月17日にiPhone5sとiPhone5cを正式販売開始した、
7億6千万人を超えるユーザーを抱える中国最大のキャリアにして世界最大のキャリア、
中国移動(China Mobile チャイナモバイル)の4G TD-LTEへの対応だ。
バグではなく、わざと開放していなかったところを開放した、というだけのものに過ぎない。
これまで中国聯通(China Unicom チャイナユニコム)版のiPhone5s/5cを購入して、
中国移動の4G SIMを挿しても使えなかった人は、
このアップデートを適用すれば、中国移動の4G TD-LTEを掴めるようになる。
(これまではiSafariの中国国内版か、脱獄してLTEロックを解除するしかなかったようだ)
なお、中国国内版iPhone5sとiPhone5cのユーザはOTAアップデートでも更新できる。
また他のユーザの報告では、ドイツ・イギリス・クロアチア、そして香港版もiOS7.0.5へのアップデートが可能とのこと。
つまりiPhone5s A1530、iPhone5c A1529に限った話ではなさそうだ。
日本版は対象ではないので、日本では殆どニュースになっていないようだ。
もちろん脱獄しているユーザはこのアップデートについては行わない方が良い。
記事は以上。