アップルの上級副総裁ボブ・マンスフィールドが、
数日前に技術部上級副総裁の職を解かれて経営陣ではなくなり、
その代わりに彼がとある「特別なプロジェクト」に参加し、
そのプロジェクトはCEOのティム・クックに直接報告されるということを、
Appleが認めたということは、
当ブログの先日の記事にてお伝えしたとおりだ。
このニュースが流れたときに、
「特別なプロジェクト」そのものが存在しないのではないかという人もいた。
なぜなら以前iOS6のあまりに評判が悪すぎたApple純正のマップアプリの責任を取った形になった、
スコット・フォーストール(Scott Forstall)が担当となった「特別顧問」が、
実質的には空の職位だったことが挙げられる。
しかしその後、国外の著名なブログ「Daring Fireball」の著者John Gruberがこのことについて、
Appleと連絡をとったところ、
ボブ・マンスフィールドの「特別なプロジェクト」とは、
本当に存在するのだという。
また他の業界関係者からの情報によると、
今回のボブ・マンスフィールドがアップルの経営陣から離れた原因は、
シニアハードウェアエンジニアとして、
全身全霊を込めて新しいCPUの設計や将来の製品(iWatch等)に集中するためということだ。
ボブ・マンスフィールドとしてはAppleの経営の職にいることで、
自分の注意力を経営の方に分散させられることを望んでいなかったということのようだ。
更に他の業界関係者からは、
ボブが経営陣を抜けてから、
彼がもともと担当していた職位は現在2名の上級副総裁によって分担されているという。
その2名とは、Appleのハードウェア部門主管のDan Riccioと、
運営部門主管のJeff Williamsという。
AppleのWi-Fi部品やハードウェアプロジェクト以外にも、
Dan RiccioはAppleの携帯デバイスのアンテナの設計についても主管となっている。
Jeff Williamsは現在ではボブの上司となり、
「特別プロジェクト」部隊の担当となっているとのことだ。
特別プロジェクトの中身が知りたいところだが、
はてさて。
Appleが開発しているという噂になっている、
スマートウォッチの「iWatch」の開発がこれで進むのだろうか。
記事は以上。