上海の「小龍酒家」

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5月に、前の前の会社(電子機器メーカー)時代から取引している、
委託先のプレス工場の社長を訪ねた後、
ちょうど夕飯特に用事がなかったので、
一緒に食べながら飲もうと言われた。

この社長がともかく超が付くほどの酒好き(というより宴会好き)。
付き合っている連中も工場の社長が多く、
これまた酒飲みが多い。
一緒に飲むときには酔っぱらうことは覚悟しなくてはいけない。

で、その日一次会に連れて行かれたお店の名前が「小龍酒家」。
「君の店だよ」
と言われて一緒にいたみんな大爆笑。
なんと粋な計らいではないか。

「小龍酒家」=僕の店。
実は本当に笑い事じゃなくて、
かつて自分が東京の恵比寿でやっていた店の名前だった。
今もお店そのものは恵比寿にある。
場所は恵比寿西口、恵比寿銀座通り沿い。

小龍酒家は、
以前渋谷パルコパート1の7Fレストランフロアでやっていたお店
「小龍茶館(このブログの名前の由来でもある)」の2号店だ。
もともとはカフェで、
この場所自体がよくころころと持ち主を変えることで有名だったらしい。
その後当時の会社のプロジェクトとして、
カフェがオープンした。
しかしこのカフェは少々経営不振だった。
2001年の夏頃から、
渋谷パルコパート1のレストランフロアが全面改装するので4ヶ月閉めてくれと言われ、
それじゃどうしようもないということで、
結局そのカフェを急遽小龍茶館のような広東料理+中国茶の店に切り替えることになった。
店の名前は、
小龍茶館と名乗っていた当時から立派なレストランだったのだが、
ただの喫茶店だと思われて敬遠されていた向きもあったということで、
それだったら小龍酒家という名前にしようと言うことで、
この名前になった。
まあ単純な理由でした。

もとカフェだったので厨房の大きさや厨房器具類に非常に制約があって、
ずいぶんと料理長には迷惑をかけたが、
場所柄もあって、このお店自体はそれなりに繁盛した。
有名人もふらっと現れるような場所だったし。
(もちろんパルコは上がパルコ劇場だったので芸能人だらけだったが)

しかし2002年、とある事情でこの店を手放さなくならなくなった。
その時に、
小龍茶館オープン時からずっとやってもらっていた広東出身の料理長「陳海栄」に、
このお店を継いでもらった(彼は今は日本人の奥さんをもらって日本に帰化している)。
それが今のお店、
広東料理「海栄」である。
http://www.tokyo-calendar.tv/restaurant/0905a_01.html
(一番上の写真に小龍茶館のシールと僕が書いた茉莉花茶の字がまだ残っている。。。はは)

東京にいる人はぜひ食べに行ってください。
小龍茶館・酒家当時とほぼ変わらないメニュー。
美味しく楽しめること請け合い。

で、なんでこれを記事にしようかと思ったのかと言うと、
実は先日、錦江楽園の近くの「百安居B&Q」に出かけたときに、
向かいに「小龍酒家」というレストランを見つけてしまったからだ。

小龍酒家

上海で2ヶ月も連続で見つけてしまうなんて、
小龍酒家ってそんなにポピュラーな名前なのかな?
なんて勘違いしてみたりする。

その日はすぐに移動しなくてはいけなかったので、
お店に入ることはできなかった。
外観と中の様子を垣間見た感じでは、
しっかりしたレストランのようだ。
今度試しに行ってみようかと思っているところ。
どなたか一緒にどうですか?

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