Mac OS X Snow Leopardは64bitで動くとは限らない

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Mac OS X Snow Leopard (10.6)は64bitで動作するのがウリになってますが、
デフォルトで64bitカーネルが起動するのはXserveのみ。
それ以外のMacでは、
1. 起動はできるが起動の際に6+4を同時に押してわざわざ64bit起動を指示するかcom.apple.Boot.plistの内容をいじって64bitデフォルト起動を指示しなくては64bitで使用できないタイプ「Capable」
2. 従来の32bitでしか起動できないタイプ
以上の2種類に分かれます。

■詳細はここ
http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/08/21/snowleopard/index.html

■動作する機種等についてはここ
http://www.osnews.com/story/22009/Snow_Leopard_Seeds_Use_32bit_Kernel_Drivers_by_Default

■com.apple.Boot.plistの内容をいじる方法
http://netkas.org/?p=127#comment-33707

手持ちのMacが64bitで起動する可能性があるかは、
機種が対応しているか、ということと、
EFI(OSとファームウェアを繋ぐBIOSのようなもの、次世代BIOSとも呼ばれる)が64bit対応であるかによって決まるようです。(後者のサイトによるとそれだけでもなさそうですが)
EFIが64bit対応かどうかを確認するには、
1. アプリケーション>ユーティリティ>ターミナル.appを起動
2. ioreg -l -p IODeviceTree | grep firmware-abiと入力
3. Returnキーを押す
これで”firmware-abi” = <"EFI64"> と出たら64bit対応のEFIということになります。

ちなみに自分の機種はMB467で、Unibody MacBook(MacBook Alu)です。
Model NameはMacbook5,1。
所謂最初で最後、唯一のアルミユニボディMacBook!
というとかっこよさげな響きですが、
その後すぐ同じタイプがProに組み込まれてしまったので不遇モデルなのです。

それで上記の方法で調べてみましたが、EFIは64bit対応でした。
しかしシステムプロファイラで、
ソフトウェアの項目では
「64 ビットカーネルと拡張機能: いいえ」
となっており、無情にも切り捨てられています。
6+4を押して起動しましたが変わっていません。
アルミユニボディのMacBook(Proじゃないの)を買った人はババを引いたのと同じことになります。
せっかく高い金かけて買ったのに、わずか半年くらいで全体ラインナップ変更は反則かと。。
性能は全然変わらないのにProがついて、しかも64bit対応と非対応の違いは大きすぎます。
何よりEFIは対応しているのにハードウェアで規制というのはすごくおかしい気がします。
Appleには救済を求めたい!
なんかそういった集まりはないですかね。
署名を集めてAppleに叩きつけたい気分です。

ただネット上での報告では64bitカーネルで動かしてもパフォーマンスが下がったとか、
VMware Fusionが動かなくなったとか、
64bitには不具合もあるようです。
原因は、様々なサードパーティのDriverが完全に64bit対応となっておらず、
EFIが64bit対応であっても完全に対応し切れていないからだということです。
64bitカーネルは現時点では慎重に導入するべきかもしれません。

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