間もなく発表を控えたiPhone 7、今製品はどこに?

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いよいよ明後日に発表が迫ったAppleの新型iPhone【iPhone 7】私たちが見ているiPhoneの殆どに”Made in China”の文字が入っているのをご存じだろうか?そう、殆どのiPhoneは中国で生産されているのが現状だ。

では、発売が迫ったiPhone 7の製品は、今はいったいどこにあるのだろうか?そろそろ出荷を迎えているのだろうか?

iPhone7_mock-up_モック_小龍茶館_08

中国のメディア大河網の記者が本日河南省鄭州市の税関にインタビューしたところ、9月2日には既にAppleの新製品(恐らくiPhone 7のことと思われる)が、新鄭総合保税区ボーダー作業区から問題なく出荷されたとのこと。初回ロットの数量は8.47万台、重さは46.69トンにのぼったという。

そして昨日9月5日の早朝までに、鄭州総合保税区の税関はこれまで新製品を92台のトラック分受け付けたといい、新製品(iPhone 7)は37.1万台にのぼり、総重量は211.5トンとなったという。その行き先はアメリカ、イギリス、オランダ、イタリアなどの各地だという。

鄭州総合保税区の税関関長はメディアに対し、「Appleの新製品が当ボーダー作業区から出荷されるのは初めてのことです」と語っている。新型iPhone【iPhone 7】の物流のピークに対応するために、鄭州総合保税区の税関と空港グループ(iPhoneは基本初期ロットは船便ではなく空輸される)、フォックスコン(Foxconn、富士康、鄭州にもあるiPhoneの組立工場)、そして13もの物流会社が共同会議を開き、倉庫から各物流ステーション、そして空港までの通関をスムーズにするよう協定を結び、潜在能力を引き出してでも物流の時間対効率を上げているという。また物流会社も新たに車両を増やし、電子ロックを導入し、ボーダーでのハードウェアとソフトウェアなどの管理システムを改善し、更に応急処置班のスタッフを設け、貨物の物流の段階で何か問題が発生した時にすぐ対応できるようにしているという。

また同税関は休みなしの24時間予約通関を特別に受け付けた。実際に午前3時に通関をした例もあったという。

さあ、皆さんが待ち望んでいる【iPhone 7】は、中国の行政機関や様々な物流会社の特別な協力もあって、既に中国から海外向けに出荷されているようだ!しかも航空便であれば既に通関中か現地の物流センターに届いているはずだ。

明後日の発表が楽しみではないか。

 

画蛇添足 One more thing…

なお、基本的にはAppleは新製品の出荷情報に関しても箝口令をしいているはずだが、さすがに河南省鄭州は現在ハイテクパークを目指して構造転換を図ることが政府から至上命題とされていることから、自らの成果を示すためにメディアに対してリップサービスをしたがっていたに違いないのと、中国の行政がやることにはAppleはなかなか規制をかけられないところがあったからというリークの裏事情があったに違いない

そういう意味ではこの大河網の記者はインタビュー先をよく選んでいる。頭がいいと思う。

記事は以上。

(記事情報元:WeiPhone

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