昨日リリースされたmacOS Sierra 10.12.1アップデートには、なんとApple Payの説明のイメージに次世代新型MacBook Proの画像が含まれていることがMacRumorsの記事で紹介されている。
次世代MacBook ProにはやはりOLEDのタッチパネル”Magic Toolbar”が搭載
しかも、噂通り有機ELディスプレイ(OLED)のタッチパネルが搭載されていることも判明し、これまでの噂が正しいことが証明された。なお、Appleは新型MacBook Proを今月27日(日本時間10月28日午前2:00〜)の新製品発表スペシャルイベント”Hello again.”にて発表するものとみられている。
今回macOS Sierra 10.12.1に隠されていた画像を一目見ただけで、キーボードの従来ファンクションキーがあった位置にある、一見何もないような黒いファンクションバーのようなツールバーのようなものが目につくだろう。
Magic Toolbarの右端で指紋認証、電源ボタンも兼用?
そして、この”Magic Toolbar(マジックツールバー)”と命名されるであろうこのツールバーには噂通り指紋認証の”Touch ID”が搭載されており、特に下の画像では明らかにApple Payのダイアログが画面に表示され、そしてApple Payでの支払いの表示”Pay with Touch ID”という表示と共に、Magic Toolbar上の右側にはApple Pay Touch ID to pay Apple 金額→と表示され、その右に指紋を当てるような図示がされている。
どうやらTouch IDはほとんど見えないくらいにカモフラージュされている電源ボタンに統合されているようだ。なお、一番上の図でもよく目をこらすとMagic Toolbarの一番右側の色がほぼ正方形にほんの少しだけ色が違うのがわかるのだが、殆どわからないレベルだ。
Magic Toolbar以外の変更点
なお、この有機ELタッチパネル以外は、これまでのMacBookとそれほどデザインに違いがないことがわかる。
この図示に使われたのは13インチMacBook Proと思われるが、キーボードの両サイドにスピーカーが配置されているのは、今回の変更点かもしれない(従来は15インチモデルにしかキーボードの両サイドのスピーカーがなかった)。
この図ではMacBook Proの厚さについては視認できないが、噂によれば新型MacBook Proはこれまでのモデルよりも薄く軽くなるという。そしてヒンジの形状が従来とは違い、灰色の部分が左右にあるのがわかる。ヒンジのリデザインの目的もやはり薄型化のためだろうといわれている。またキーボードが従来のMacBook Proに比べフラットに見え、また配置もRetina MacBookと同様のため、バタフライ構造のキーボードが採用されるものと思われる。これらも全ては薄型化のためだろう。
左右の接続ポートについても視認はできないが、これまでのリーク情報ではUSB-Cポートとヘッドホンジャック(及びThunderBolt 3ポート)は存在するが、HDMIポート、MagSafe 2ポート、そしてSDカードスロットは廃止されるとされている。
新型MacBook Proは10月28日未明2:00〜のイベントで発表か
Appleは新しいMacBook Proを日本時間10月28日金曜日の午前2時に発表するものとみられている。MacBook Pro以外にも、新たにMacBook Airも発表されるとみられており、更に新しいiMacも発表されるのではないかと噂されている。
画蛇添足 One more thing…
これで公式にMagic Toolbarの存在が明らかになったわけだが、個人的には、CPU・GPUのスペックや、メモリ容量が気になるところだが、インテルのロードマップを見る限り、CPUの大幅グレードアップは望めそうもない。
なお、個人的には日本語(ATOK)変換後のカタカナ・ひらがな変換や、英文字や全角・半角切替のために、ファンクションキーのF7〜F10は多用しているのだが、これが常に表示されないとなるとやはりちょっと不便だと思うのだが、その辺はどのように解決されるのか、気になるところだ。
記事は以上。
(記事情報元:MacRumors)