次世代AirPodsのため?Apple、生体センサー機能付イヤホンの特許を取得

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もしかしたら、次世代のAirPodでは、もっと多くのことができるようになっているかもしれません。そして、ジョギングの時の心拍センサーの使用やその他のヘルスメーター機能も、AirPodsを耳にぶら下げてさえいれば実現するようになる時代が来るかもしれません。

Apple、イヤホンに生体センサー機能を追加する特許を取得

3月1日、USPTO(the U.S. Patent and Trademark Office、米国特許商標局)が、Appleに対して特許番号US20180063621の取得を認めました。この特許は「1つまたはそれ以上の生体センサーを搭載するイヤホン、最低でも1つ以上の生体センサーが、耳珠(耳の穴の近くの盛り上がっている軟骨部分)の一部に触れるようになっているもの」と題されています。

Apple-Earbuds-biometric-sensor_Patent

これまでも既に同様の特許を複数取得、Appleは引き続き開発中であることが証明された?

実はこれはAppleにとって、初めての生体センサー付のイヤホンに関する特許取得ではありません。同社は既に同様の特許を複数、昨年またはそれ以前にも取得しています。しかしこの特許は数ヶ月前、2017年10月に出願されたため、同社はこの製品の開発途中であるということがわかります。

血液循環が強い耳珠を利用することで、Apple Watchよりも詳細なデータがとれるかも

Apple Watchシリーズでは、ユーザの心拍を読み取り、それによってユーザの健康的な問題の指摘までできるようになっています。しかしAirPodsにこの生体センサーが搭載された場合、更にもっと多くのことができるかもしれません。

バイオメトリクスの専門家は、耳珠(英語ではtragus)では血液循環が非常に強く、呼吸数や血流などの測定も可能ということです。更に、2つの電極を追加することによって、GSR(galvanic skin response、ガルバニック皮膚反応)を測定し、ユーザのストレスレベルを測定することさえも可能だということです。

単なるワークアウトによる効果測定デバイスという枠を超えるため、Appleは今後のApple Watchの開発段階において、心臓発作を感知することもできるようにするテストなども試みており、より本物の”ヘルスケアメーター”として役に立つように発展させようとしています。しかしもしかしたら、Apple Watchと同じ或いはそれ以上の生体センサー機能が将来のAirPodsで実現するかもしれません。

次期AirPodsに搭載されるかどうかは不明

もちろん、上記の通りAppleがこのAirPodsのようなイヤホンに生体センサーを追加する特許を継続して取得しているということは、関連する技術の開発を行っているのは間違いありませんが、確実に実現するかどうかについてはわかりませんし、またいつ発売されるかどうかも今のところ不明です。Appleは現在のところ2016年にAirPodsをリリース以来、アップデートは行っていません(というより、需要に生産が追いつかず、ようやく在庫が安定してきたといったところです)。

噂では、AirPodsにはSiriによる音声操作が可能になるバージョンが今年2018年に、そして来年2019年には防水タイプがリリースされるという情報もあります。

個人的には、AirPodsとApple Watchのセンサーを組み合わせることで、更に正確なヘルスメーター機能が実現するのかなと思ったりします(そうなったとしたら、Appleは更に商売上手だなと思います)。しかしこれらのセンサーの追加は、バッテリーの消費を速くするような気がします。。AirPodsの大きさで大丈夫なのでしょうか。

記事は以上です。

(記事情報元:Cult of Mac

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