マーケティングリサーチ会社のIDCが発表した最新のレポートによると、米Apple社(NASDAQ、ティッカーシンボル:APPL)の株価は昨日の段階で最高値の162.8ドルを記録しました。ちなみに記事更新現在、163.35ドルで更に高値を更新中で、Apple社の時価総額が1兆ドルに達する目前のレベルまで来ています。
IDCは2018年のiPhoneの販売台数が今年に比べ9.1%増加すると予測しており、もしそうなった場合はiPhoneの販売台数としては2015年以来最大の増え幅となります。
IDCは、来年のiPhoneの販売台数はほぼ完全に新型iPhoneの【iPhone 8(10周年記念アニバーサリーモデルで仮称。iPhone Edition、iPhone X、iPhone Proとも)】と【iPhone 7s】、【iPhone 7s Plus】の3機種に引っ張られると予測しています。そして新型iPhone以外にも、手元のデバイスが恐らくまもなくリリースされる予定の最新iOS【iOS 11】にアップデートできないことが理由に利用可能な機種に乗り換えるというユーザもいるとみられます。
そしてAppleの市場価値が1兆ドルに達するのは時間の問題とみられており、一部のアナリストの間ではAppleの株価はまだまだ伸びる余地があるとみられています。例えば、Canaccord GenuityのアナリストT . Michael Walkley氏によれば、今後1年の間に、ユーザは広告や口コミの影響でiPhoneを最新版に換えたいという強烈な欲求に駆られるとし、このような現象が「最高の収益記録」を生み出すとしています。
IDCのアナリストは「私たちの調査で、消費者は9月にリリースされるといわれている新型iPhoneに強烈な興味を示すことがわかっています」と述べています。同社によれば、世界市場では現在も約6億3500万台のiPhoneが現在使用されているといいます。
ただ、【iPhone 8】についてはまだ未知数な要素が多いのは間違いないでしょう。まずは、当然ながら【iPhone 8】についてはまだ噂の域を出ず、本当に今年9月にリリースされるかどうかについてはわからないこともあり、またこれも噂によるものですがその高すぎる値段設定が敬遠を産むのではないかという懸念もあります。そしてあっと驚くような新機能がそれほどない場合は、魅力が半減してしまうという懸念もあるといえるでしょう。
なお、新型iPhone【iPhone 8】【iPhone 7s】【iPhone 7s Plus】の発表は9月12日、販売開始は9月22日ではないかといわれていますが、まだ決定的な情報ではありません。Appleからメディア向けに招待状が発送されて、初めて確定します。
【iPhone 8】にはワイヤレス充電、3D顔認証、他に目玉となる新機能はあるのでしょうか?気になりますね。
記事は以上です。
(記事情報元:CNBC)