ロシア大使射殺事件で、犯人所持のiPhone 4sがロシアの特殊チームによって初歩的なクラック成功か

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今月19日、ロシアの駐トルコ大使Andrei Karlovがアンカラの美術館でイベントに出席している時に、本来警察でボディーガードにあたっていたはずのMevlut Mert Altintasに背後から射殺されるという世界中を震撼させる事件が起こった。そしてMevlut Mert Altintasは既に現場で銃殺されているが、彼の持ち物だったiPhone 4sが、またもAppleに「iPhoneロック解除問題」をつきつけている。

犯人がiPhone 4sを所持、Appleはロック解除要請に対して無反応を貫く

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以前の報道では、上記の事件発生後にトルコ現地の政府職員によってAppleに対して犯人のiPhone 4sのロック解除の要請が行われたが、Appleは何も反応を示さなかったという。またトルコの別の政府職員によって、ロシアがトルコに特別な技術チームを派遣し、そのiPhone 4sのロック解除にあたっているということだった。

 

既にロシアの技術チームがiPhone 4sから事件に関するデータの抜き出しに成功

そしてMacReportsの報道によると、このロシアの技術チームは4桁のパスコードは破れなかったものの、何らかの方法でiPhone 4sから今回のロシア大使射殺事件に関わるデータを取り出すことに成功したという。その方法については明らかにされていない。

 

以前のApple vs FBIを彷彿させる事件に

さて、この報道はやはりApple vs FBI、つまり昨年末にカリフォルニア州で発生した銃乱射事件の犯人のiPhone 5cのロック解除について、FBIがAppleに要請したがAppleが応じず、FBIがAppleと法廷で争うことになるという異常な事態となったが、最終的にはイスラエルのサードパーティの会社がそのロック解除を行ったためFBIからの要請は取り下げられた。

 

画蛇添足 One more thing…

さて今回のロシア大使射殺事件でも、もし完全な解除が行われなかった場合は更にAppleに対して解除の要求が出されるはずだが、それに対してAppleがどのように出るかに注目が集まる。

ただ、犯人が所持していたのはiPhone 4sという旧機種で、比較的クラックが簡単と思われることから、Appleの出る幕はないかもしれない。

記事は以上。

(記事情報元:MacReports

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