オランダのメディアiCultureの報道によると、iPadが爆発して空気中に有害物質がばらまかれ、潜在的な危険があるとして、オランダのアムステルダムにあるApple Store(Apple直営店)は本日、顧客を避難させ、暫く閉店としていることが報じられています。
Appleの従業員はiPadが爆発した後、そのiPadを安全に保護し、砂でできた容器の中に入れた後バッテリーに穴を開けたそうです。不幸中の幸いで、今回の事故では火災や煙などは発生しませんでしたが、3人の従業員が呼吸困難で救急隊員による治療を受けているということです。iPadが爆発すると、有害な化学物質が発生する可能性があるため、消防隊員が風通しをよくし、全ての有害な気体を店外に出すようにしているようです。
本日のiPad爆発事故とは無関係ですが、AppleがiPhoneのバッテリーを低価格で交換するプログラムを開始してから、同様のバッテリー爆発事故が多発しています。今年はスイスとスペインのApple StoreがiPhoneのバッテリーの過熱によると思われる爆発で、店内の人が避難する事件がありました。ただ、これまでの事故でもそれほど重大な障害はなく、Appleの従業員が軽い火傷を負うレベルに留まっています。
もしiPhoneやiPadのバッテリーが膨らみ、本体からフロントパネルが剥がれるほどのレベルになってきたら、自身では触らずに、すぐにApple Storeや修理屋などに持ち込むようにしましょう。リチウムイオン電池はメモリ効果が少ないなどメリットがありますが、圧力がかかったり何かを貫通させるなどをした場合、爆発や発火の危険性があります。修理屋を営む友人の情報によると、Apple Storeの店員や公認リペアセンターの従業員でさえiPhoneのバッテリーを爆発させてしまうこともあるということなので、特にバッテリーの扱いには要注意です。
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(記事情報元:iCulture)