【バッテリー容量が判明】iPhone Duoは4,883mAh、EU評価で修理しやすさはC

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Appleの折りたたみ式iPhone【iPhone Duo】のバッテリー容量が、EU向けの製品情報シートで明らかになりました。定格容量は4,883mAhで、EUの試験による1回の充電での使用時間は51時間30分です。エネルギー効率はクラスA、修理しやすさはクラスCとなっています。修理評価の内訳を見ると、部品や修理情報の提供と、実際に工具を使って修理する際の条件には大きな開きがあり、修理自体は非常に難しいといえそうです。

iPhone Duo
画像:Apple(日本)(製品ページ)

4,883mAhのバッテリーと、EU試験での51時間30分

AppleのEU向け製品情報シートに記載された対象は、モデル番号A3720のiPhone Duoとなっています。定格バッテリー容量は4,883mAh、エネルギー効率はA、1回の充電での使用時間は51時間30分とされています。

この51時間30分は、EUの共通条件で測定した数値です。欧州委員会の説明によると、日常の利用を再現した標準試験で、満充電から再び充電が必要になるまでの時間を表したものですので、もちろん連続して動画を51時間30分流し続けるような高負荷の利用状況でそれだけ持つという意味ではありません。

iPhone Duoは、開いた内側の大画面と、閉じた状態の外側の画面を使い分ける製品です。大画面で動画やゲームを楽しむ人と、外側の画面だけで日常の用事を済ませられる人とでは、当然バッテリーの持ちも変わります。内側の画面を使い続けた場合の時間が気になる方も多いでしょうけども、その実測値についてはまだ出ていないのが現状です。

1,000サイクルはバッテリー交換までの日数ではなく、劣化の指標

同じ製品情報シートには、バッテリーの寿命が1,000サイクル以上と記載されています。EUの定義では、新品時の定格容量の80%まで低下する間に耐えられる充放電サイクル数です。容量が減るまでの耐久性を示しており、充電器につないだ回数という単純なものでもありません。

EUが要求する最低基準は、容量80%を維持して800サイクルです。欧州委員会の基準に対し、iPhone Duoの記載値は200サイクル多くなっています。実際の劣化は使用環境に左右されるため、交換時期を日数で測って「購入から何年で交換」と決める数字というわけでもありません(あくまで参考程度にしてください)。そしてiPhone Duoになってバッテリーのイノベーションがあったというわけでもないので、この辺りは従来のiPhoneと大きく変わることはないといえそうです。

修理しやすさCの内訳で目立つ、工具と留め具の評価

製品情報シートの修理しやすさ指数は5点満点で2.65、クラスはCです。内訳には、留め具2.24、工具1.12、部品5.00、ソフトウェア更新1.00、修理情報5.00という点数が並びます。

部品と修理情報は満点なのですが、工具は1.12点と以上に低くなっています。製品情報シートから読み解くと、部品や手順を用意する面では高く評価されていても、手持ちの一般的な工具で修理しやすい製品とは評価されていない、ということになります。交換部品が手に入るからといっても、すぐにご自身で修理できると考えてはいけません。シートでも、バッテリーはユーザー交換不可とされています。

また、EUの修理指数には、分解の工程や留め具、工具に加えて、部品供給やソフトウェア更新、修理情報も含まれます。欧州委員会の採点方法でも、これらを重み付けして総合点を求めています。2.65点というのは、相当修理しにくいと判断してよいと思います。

小龍的にはこう思った

小龍的には、部品と修理情報が5点でも、工具の評価が1.12点というところに、iPhone Duoを長く使う際の課題が見えると考えます。部品を供給する仕組みがあっても、交換作業に専用の設備や技術が求められれば、利用者は修理窓口を頼ることになるからです。今回の数字からは、部品供給の充実と、利用者が自分で直せる範囲に距離があることが読み取れます。そもそも、iPhoneってそんなものですよね。

当ブログでもお伝えした通り、iPhone Duoの日本の保証外修理料金は、内側画面が182,800円、その他の損傷が273,800円と、修理する箇所によって負担が大きく変わります。長く使うつもりなら、バッテリーの寿命だけでなく、バッテリー交換や画面修理をどこへ頼み、いくらかかるかまで含めて考えたい製品です。上に書いたとおり、iPhoneそのものがそんなものですが、今回特にディスプレイがとんでもなく高いので、そこは気を付けた方がよいですね。

日本の本体価格は256GBモデルで364,800円とそもそも非常に高額です。ご存知の通り、予約開始直後から品薄状態となっており、すでに出荷が1月25日前後にまで後退しています。予約なしの来店客向け在庫はほぼ無い見込みです。日本での発売は10月23日ですが、大画面で資料とメモを並べるなど、折りたたみならではの使い方を求める人にとって、バッテリー容量の公表は購入前の判断材料が一つ増えたことになります。とはいえ、iPhone DuoというAppleの初物に要注意というジンクスを破ってでも手に入れたいApple大好きな人にとっては、その辺は気にならないところですよね?私も予約しましたが、バッテリー容量なんか気になりません。酷使する方や、iPhoneがないとどうしようもなくなってしまうくらいバッテリーが気になる方は、モバイルバッテリーを用意してますからね。

それから、個人的には恒例のiFixitによる分解記事が楽しみです。

記事は以上です。

(記事情報元:AppleのEU製品情報シート、Apple日本、欧州委員会)

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