【今夜21時予約開始】iPhone Duo、下取り最大172,000円。A20 Proの初ベンチは18 Pro並み

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折りたたみ型のiPhone Duoの予約注文が、今日10月16日午後9時に日本で始まります。Appleは10月15日付の日本のニュースルームの記事で、午後1時までに構成をショッピングバッグに保存しておけば、午後9時にワンクリックで注文を確定できると案内しています。対象のiPhone 12以降を下取りに出すと20,000円から172,000円の割引が受けられるという金額の幅も、今回初めて公式に出てきました。あわせて、搭載されるA20 Proの初めてのベンチマーク結果がiPhone 18 Proと同じ水準だったことをMacRumorsが伝え、TIMEの「2026年の最高の発明」にiPhone Duoが選ばれてターナスCEOのインタビューも公開されています。予約開始当日の時点で分かっている数字は次の通りです。

iPhone Duo
画像:Apple

午後1時までにバッグへ保存、締め切りも開始も米国と同じ瞬間

Appleの日本のニュースルームには「選択した内容を10月16日(金)午後1時(日本時間)までにショッピングバッグに保存しておくと、10月16日(金)午後9時に予約注文が始まった時に、ワンクリックで手続きが完了します」と書かれています。当ブログでもお伝えした通り、購入ページでの準備自体は13日から始まっていますが、保存の締め切り時刻が出たのは今回が初めてです。午後1時を過ぎてから保存した内容がワンクリックの対象になるかどうかは、ニュースルームの文面からは不明確です。迷っている容量と色は、午後1時までに決めてしまうのが確実です。

米国版のニュースルームでは、保存の締め切りが15日午後9時(太平洋時間)、予約開始が16日午前5時(太平洋時間)です。日本時間に直すとそれぞれ16日午後1時と午後9時ですから、準備の締め切りも予約開始も日米で同じ瞬間ということになります。中国本土の予約開始も現地時間の午後8時、つまり日本時間の午後9時ですので、世界中の購入希望者が同じ瞬間に注文ボタンを押す形ですね。

下取りは20,000円から172,000円、米国はiPhone 13以降が対象

日本のニュースルームには「対象となるiPhone 12以降を下取りに出した場合、20,000円から172,000円の割引を即座に受けられます」とあります。購入ページの例はiPhone 16 Pro(128GB)を下取りに出して256GBモデルが実質264,800円から、つまり下取り額100,000円の例です。上限の172,000円が付く機種は記載がありませんが、仮に上限で下取りに出せれば256GBモデルは192,800円となり、iPhone 18 Pro(256GB)の219,800円より27,000円安くなる計算です。最新に近い上位機種を持っている人なら、iPhone Duoへの乗り換えがiPhone 18 Proの新品より安く済む可能性があるということですね。

米国版のニュースルームによると、「対象のiPhone 13以降で約2万7,600円(175ドル)から約13万9,800円(885ドル)」で、日本はiPhone 12まで対象に入り、下限も20,000円と米国より低いので、古い機種に値が付く範囲が日本の方が1世代広くなっています。一方で上限が本体価格に占める割合は、米国が44%(885ドル÷1,999ドル)、日本が47%(172,000円÷364,800円)とほぼ同じ水準です。下取りの上限は日米で揃えつつ、対象の下限だけ日本を1世代広げた設計になっています。

同じ発表文によると米国にはこのほか、AT&T・T-Mobile・VerizonがiPhone 14 Pro Max以降の下取りで約19万円(1,200ドル)を出すキャリアのオファーと、Klarnaが提供する24か月リース「Apple Upgrade」が約9,200円(57.99ドル)からというメニューがあります。日本のキャリア割引はキャリア契約で8,800円、オンラインでドコモかソフトバンクに乗り換えると20,000円で、米国の最大1,200ドルとは桁が違います。日本でiPhone Duoを安く買う手段は、実質的に下取りしかないというのが現状です。

A20 Proの初ベンチマークはiPhone 18 Proと同じ水準、違いは厚さ5.2mmの筐体

MacRumorsが10月14日、Geekbench 7に上がったiPhone Duo(識別子iPhone19,4、iOS 27.1)の結果を伝えています。シングルコアが3986、マルチコアが11067で、CPUは6コア、基本周波数4.93GHz、メモリは11.30GB(12GB)と表示されています。MacRumorsによると、この数字はiPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Maxで集まっている複数の結果と同じ水準で、CPUの構成と周波数もiPhone 18 Proの結果と同一だということです。ただしiPhone 18 Proの最高スコアには一歩及ばず、結果は1件だけなので、熱の処理や画面が2つあることで実際の性能に差が出る可能性があるとも書いています。なおGPUは測定されていません。

同じA20 Proを同じ周波数で動かしているということは、Appleが折りたたみだからといってチップの性能には妥協せず、維持していることを意味しています。当ブログでもお伝えした通り、開いたiPhone Duoの厚さは5.2mmで、iPhone 18 Pro Maxの8.75mmの6割しかありません。6割の厚さの筐体で同じ発熱のチップを冷やすことになりますから、数分のベンチマークで並んでも、ゲームや動画の書き出しを続けたときに、どこまで維持できるかは別の話となります。発売後の実機レビューで見るべき数字は瞬間の最高値ではなく、10分、20分、そしてそれ以上に負荷をかけ続けたあとの数字ということです。これまでと同じですね。

ターナスCEO「他社の折りたたみは安っぽくてお粗末だった」、ヒンジは100超の部品

TIMEが10月15日に「2026年の最高の発明」を発表し、iPhone Duoが選ばれました。表紙はターナスCEOで、9to5Macが同日この記事を取り上げています。TIMEのインタビューでターナス氏は、2011年にターナス氏を含む6人の技術者が折りたたみ機器の特許を出願していたことを明かし、2010年代に他社が出した初期の折りたたみについて「世の中にある他の例は、なんだか安っぽくてお粗末に感じられた(kind of cheap and crappy)」と語っています。製品設計担当バイスプレジデントのRichard Dinh氏が、競合と同じような表面材料で「十分かもしれない」と相談したところ、ターナス氏は「正しいものができれば君には分かる」と返し、その結果が独自のポリマーによるナノテクスチャの表面と、100を超える精密部品で構成されたヒンジだったということです。最初に使った人たちは折り目をほとんど感じないと話している、ともTIMEは伝えています。

100を超える部品のヒンジというのは、当ブログでお伝えした保証外修理料金の高さと裏表の話です。内側ディスプレイの損傷が182,800円、その他の損傷が273,800円という金額は、ヒンジと折りたたみ画面を部品単位では直さず、丸ごと交換する前提で出てくる数字と考えるのが自然です。TIMEも、約31万6,000円(2,000ドル)超の価格に尻込みする買い手は多く、Vision Proの例もあって成功は未知数だと書いています。Samsung Galaxy Z Fold8の需要はアジアを中心に強い、ともあります。

小龍的にはこう思った

小龍的には、今夜の予約で決めるのは容量と色、下取りに出す機種の有無くらいで、性能で迷う余地は今回のベンチマークで解消されました。A20 Proと12GBメモリはiPhone 18 Proと同じですから、「折りたたみは性能で妥協する」というこれまでの折りたたみスマホの常識は、少なくとも数字の上では過去のものとなりました。残るのは364,800円という価格と、修理代の高さをどう考えるかです。172,000円の上限に近い額で下取りに出せる機種を持っている人は、iPhone 18 Proの新品より安く手に入る計算なので、乗り換えの背中を押す材料になるでしょう。

一方で下取りに出す機種がない人にとっては、CPUは同じ性能のiPhone 18 Proより145,000円高い買い物です。開いた画面に資料とメモを並べて仕事をしたい人以外は、23日以降に店頭で実機を触ってからでも遅くはないと考えます。初回の台数は限られるという報道はありますが、当ブログでもお伝えした通り発注は3割増えていますので、11月以降は手に入りやすくなるはずです。日本で安く買う手段が下取りしかない以上、今夜に慌てて注文するより、自分の機種の下取り額を先に確かめてからの方が安全です。

そして、最後に大事な点をもう1つ。AppleはiPhone DuoでCPU(SoC)性能は妥協しませんでしたが、カメラ性能はiPhone 18 ProシリーズやこれまでのProシリーズに比べて大幅に妥協してしまっています。そこが一番残念なところです。Pro並のカメラ性能を求める方にとっては、iPhone Duoはそもそも選択肢に入らないことになります。

記事は以上です。

(記事情報元:Apple Newsroom(日本)、Apple Newsroom(米国)、Apple(日本)iPhone Duo製品ページ、Apple(日本)購入ページ、MacRumors、TIME、9to5Mac。円換算は三菱UFJ銀行公表相場2026年10月15日の仲値TTM=1ドル157.99円で計算した参考値です)

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