2018年7月12日にアップデートされた、2018年モデルのMacBook Pro(Touch Barつきモデルのみ)。そのアップデート内容として、ディスプレイがTrueToneに対応したというものがありました。
TrueToneはこれまではiPad ProとiPhone Xのみに採用されていた
この機能はこれまでiPad ProとiPhone Xのみに採用されていたテクノロジーで、環境光の色温度によってディスプレイのホワイトバランスを調整するというものです。それによってユーザはより自然な感覚で、ディスプレイの色を感じることができるようになります。実際のところあくまで”自然に”感じるもののため、よほど注意して比較しない限りユーザにはそれほどの違いが実感できるわけではありませんが、今回そのテクノロジーが、画面が大きなMacBook Proに搭載されたこと自体が画期的なことです。
TrueToneは一部の外付けディスプレイにも延伸可能
そして実は、このMacBook Proに新たに搭載されたTrueToneテクノロジーは外付けのAppleのサンダーボルトディスプレイ(Apple Thunderbolt Display)にも延伸可能なことをご存知でしょうか。画面の大きいMacBook ProでTrueToneが実現したこともすごいのですが、更に画面の大きいディスプレイで実現できるというのはまた更にすごいことですね。
なお、Appleのサンダーボルトディスプレイだけではなく、LG UltraFine 4Kと5KディスプレイでもこのTrueToneが使用可能です。Appleのサポートドキュメントで、この3機種がTrueToneテクノロジーが使用可能なことが明記されています。
これらのディスプレイを使用する際には、システム環境設定>ディスプレイ>TrueToneタブでTrueToneをオンにすればOKです。今のところ、上記の3機種以外を外付けディスプレイとして接続すると、この項目は選択不可能になっています(とはいえ、他のディスプレイでも使用できているという報告例もあります)。
外付けディスプレイでもMacBook Proと同じ色感で使用可能に
というわけで、この3機種のディスプレイを持っていて、新型のTouchBarつきMacBook Proを購入された方はラッキーでした。MacBook Proと同等のTrueTone効果が外付けディスプレイでも使えることになります。ただ、LG UltraFineディスプレイは自動明るさ調整機能がないため、より完璧を求めるならやはりApple純正のThunderBoltディスプレイを使用するのがいいかもしれませんね。
記事は以上です。