今後はキオスクで修理対応可能に!?Apple、iPhone解体用ロボット【Liam】の第2世代を開発中か

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2010年、Appleは先進的なバッテリ充電システムの特許を取得しました。Appleは2007年には既にこの特許を出願していましたが、そこでは主にバッテリ充電システムの物理的な方面の特性が説明されていました。

そしてPatently Appleの先日の報道によると、Appleは上記のバッテリ充電システムの特許を取得した後、それに対して更新を行っており、その更新された後の特許を現在出願中というのです。しかも特筆すべきは、その現在出願されている特許は当初の特許の内容と完全に異なっていることです。Appleがこの特許に加える調整について、Patently Appleは旧型iPhoneを解体するためにAppleが自ら特別に作り出した解体ロボット【Liam(リアム)】或いはそれに似たロボットによってその他のApple製品を解体する目的ではないかと指摘しています。その解体には、当然新しいバッテリ充電システムによるバッテリも含まれる、というわけです。

Apple-Liam

Appleは昨年春に、iPhone解体ロボット【Liam】を初めて世の中に向けて発表しました。このLiamは29もの独立したロボットアームによって構成されており、それぞれのアームは違う機能を持っています。他の大多数の組立ライン上に設置されているロボットと異なり、【Liam】が担当するのはユーザによって持ち込まれた既に壊れたiPhoneの解体と再組立に特化しており、解体の目的はiPhoneの内部に含まれる貴金属などの金属材料の回収・再利用のためといわれています。

現在新しくAppleが更新しようとして出願している特許の中で、Appleは【Liam】に似たようなロボットデバイスについて記述しており、それらがAppleの直営店或いはサードパーティの代理店の店舗内、或いはキオスク(Kiosk)のようなところでも使えるようにする、とされています。このロボットデバイスはまずユーザの故障したデバイスが修理可能か、継続して使用可能かを判断し、もし可能であれば修理をし、不可能であればその場でデバイスを部品レベルまで解体できるというものになるようです。

Appleは昨年末2016年12月にこの特許を出願していますが、その【Liam 2G】とも呼べるような新しい解体ロボットはまだお目見えとなっていません。この新しい解体ロボットの故障診断の正確性がどれほどのものになるかわかりませんが、もしAppleが公式にキオスクやコンビニのようなところにコンパクトな解体ロボットによって修理サービスを提供し始めると、街の修理屋さんにとってはロボットとはいえ公式のため強力なライバルとなり、ちょっと頭の痛い問題になってくるかもしれません。

記事は以上です。

(記事情報元:Patently Apple

 

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