WWDC 2016の基調講演で、AppleはMac用の次世代OS【macOS Sierra】をついにリリース発表した。Appleはこれまで長く用いられていたOS Xの名称をmacOSに変更した(元に戻した)だけではなく、更に優秀なAppleの他OSとのContinuityが搭載され、またSiriが正式にMacに導入された。モバイル決済サービスのApple PayがMacのSafariでのオンライン決済でも使えるようになるなどの特徴もあった。
しかし2012年のMountain Lionから、毎回全てのMacのOS Xのアップデートがリリースされるたびに、そのOSが使えなくなる古いデバイスが発生している。
そして今回OS XからmacOSに変わるにあたり、やはり例外なく恒例の古いデバイスの”切り捨て”が行われている。これまでの情報によれば、2007〜2009年に発売された大多数のMacが、最新のmacOS Sierraにアップデートできなくなることがわかっている。
ちなみにmacOS Sierraを動かしたければ、Macには以下の条件が必要だ。一部の2009年販売モデルと、その前のデバイスは切り捨てられたことになる。
2009年末以降の発売機種
- MacBook
- iMac
2010年末以降の発売機種
- MacBook Air
- MacBook Pro
- Mac mini
- Mac Pro
実はこれより古い機種でも、OS X YosemiteやEl capitanの時代にも、一部のMacではAir DropやContinuity、Metal API等のアップデートされたOS Xの特徴・象徴的な機能が使えなくなっていた。今後も当然のことながらこの傾向は続くだろう。
しかし今回のWWDC基調講演。。ハードウェアの発表がなかったのはやはり寂しかった。そして、OS Xの名前の終焉も少し寂しい感じがした。皆さんはどんな感想をお持ちだっただろうか?
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