Appleの狙いとは?iOS5からiOS9まで、iPhone4sが最も長寿なiPhoneに

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スティーブ・ジョブズの遺作へのリスペクトなのか、それとも古参ユーザへの感謝なのか。。

Appleは次世代iOSのiOS9の対応デバイスに、iPhone4s等A5チップ搭載デバイスを含め、しかもこれらの旧デバイスが少なくともiOS8に比べスムーズに動くようにするという。

Steve-Jobs_iPhone4
iPhone4を発表するスティーブ・ジョブズ。iPhone4sは彼の死の直前に発売されたことで、4sはFor Steveの略ではないかという伝説も生まれた。いずれにせよ彼が生前関わったほぼ最後のデバイスといわれている(iPhone5まで関わったともされている)。

Appleの開発能力に疑いを持つ人はいないだろう。新しいiOSのiPhone4sの対応具合については、Appleができるかできるかできないかではなく、Appleがやる気があるかないかだけがその鍵を握る。iOS9はA5チップ搭載デバイスのような旧デバイスをサポートしているだけではなく、インストールパッケージやOS自体の大きさも小さくなるように設計されているといわれているため、もし本当なら8GBや16GBモデルを愛用している人にとっても正に福音となるのではないだろうか。

以前のiOS7、iOS8のバージョンアップデートの際、Appleは古い機種を使っているユーザに対して新機種を買うように勧めていた感がある。更新パッケージのその巨大さ、そして内蔵メモリの占有度があがるだけではなく、旧デバイスでの動作のもっさり感は古参ユーザをいらいらさせた。他にも多くのバグ、不安定さも相まって、それらの情報を他人から聞いたiPhone4sユーザが今だにアップデートをせずiOS6を使っているというのはそれほど珍しい話でもない

流れに棹さすようだが、当然ながらiPhone4sでiOS9にアップデートすることによって非常に動きが滑らかになるということは期待しない方がいい。Appleがいくら改善する気になったとしても、iPhone4sはiPhone6とは比べものにならないくらいハードウェア性能的に制約が多いのだ。更に最近の多くのサードパーティ製アプリもメモリの占有率が大きくなっている。次世代iPhone(iPhone6s/6s PlusまたはiPhone7)はA9チップを搭載し、RAMが2GBになるといわれている。そんな中でいつまでも数年前のA5チップのデュアルコアチップと512MBのメモリしかないiPhone4sにiOS9を入れたところで、まるでバイアグラを服用して第二の春を迎えるというレベルにはならないのは想像に難くないだろう。

 

iOS5からiOS9まで、AppleはiPhone4sという素晴らしいデバイスに既に5つものメジャーアップデートバージョンを対応させ、iPhone4sは歴代iPhoneの中でも最も長寿なiPhoneとなる。これ以上にいうことがあるだろうか。

Appleは既にユーザに対して十分仁義を尽くしたといえるのではないだろうか

画蛇添足 One more thing…

上記は中国のテック系メディアの記事の翻訳にすぎないが、Appleの目的は他にあるのだろう。

というのは、古い機種は未だに東南アジアやインド、南米といった新興市場で根強い人気を誇っているためだ。Appleはわざわざ古い機種に対応したOSを出して新興市場でのシェアを少しでも多くとりたいと考えている可能性が高い

iOSは、iOS7以降はSHSHを保存していたとしてもダウングレードができない。セキュリティの確保にその原因があるが、裏の目的は新しいデバイスを買わせるためだともいわれている。しかし古い機種を使っている人にとっては正直ありがたい措置ではない。

ただiOS9によってiPhone4s等旧デバイスが少しでも早く動くのであればそれは単純にユーザにとってはいいニュースだ。セキュリティを保ちつつ快適に使えるようになれば歓迎だろう。

私個人としてもiPhone4sは大好きなデバイスだったが、SIM下駄などを使いすぎてSIMスロットが壊れSIMを認識しなくなってしまった後は、どこにしまったか忘れてしまった。。もったいないことをしたかもしれない。

記事は以上。

(記事情報元:MyDrivers.com

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