Appleが先日公開した2014年第四四半期(財務年度2015年Q1)の財務レポートでは、その収入は746億米ドル(約8兆7,500億円)となり、この数字は本当に驚くべきものだ。実はこの数字はGoogleの2014年の1年の収入より多いのだ!更に驚くべきことに、746億米ドルの大部分の収入はiPhoneの売上によるもの、ということだ。
AppleのiPhoneの2014年第四四半期の収入は512億米ドルだったのに対し、2013年第四四半期はAppleの収入全体を足しても576億米ドルだった。つまり、前四半期のiPhoneの売上だけで、2013年の第四四半期のApple全体の売上と同じくらいになってしまったということだ。iPhone6やiPhone6 Plusがどれだけの影響力があったのかがこれでわかるだろう。
8年前のAppleにはiPhoneそのものさえ存在しなかったことを考えると、やはり当時のAppleはテクノロジー界にイノベーションをもたらしたこと、そして今もその優勢を保っていることは疑いようのない事実なのだ。
あれこれ文字を読むよりも、ちょっと前にBusiness Insiderから出たものだが、下のインフォグラフィックを見てもらえば、Appleの”カネ”がどこからやってくるのか、そして他の”非常に成功している”とされている企業との収入の比較が一目瞭然かもしれない。
画蛇添足
逆にいえば、AppleはiPhoneが売れなくなってしまったら一巻の終わりという言い方もできるかもしれない。今のうちに分散させておくか、新しい分野を伸ばすしか。。ということでApple Watchの出番なのかもしれない(といってもApple WatchはiPhoneがないと何もできないらしいが)。
記事は以上。
(画像の出典元:Business Insider)