今秋に米Apple(アップル)社がリリースする予定の、Macプラットフォーム用新OS、「OS X 10.10 Yosemite」。
今回のOS X Yosemiteはまるで昨年のiOS7のように、OS Xリリース以来初めてUIにかなりの変更が加えられる予定で、またここ14年以来Appleが初めてパブリックベータテスト版をリリースしたデスクトップ用OSとなった。
Net Applicationsの調査によれば、それらの影響が相まって、そのOS X Yosemiteのベータ版のインストール率が8月末の時点で既に3.3%に達しており、この数字は昨年のOS X 10.9 Mavericksの昨年同時期のベータ版のインストール率の実に33倍にものぼるという。
MacのOS Xのシェア率推移比較グラフ
※一番下のオレンジがOS X Yosemite Beta版のシェア。
上記のNet Applicationsによるここ数ヶ月の調査で、OS X Yosemiteのインストール率は6月には0.9%だったのが、1ヶ月後に1.2%にものぼり、そして8月末には3.3%に急激に伸びたことがわかる。7月末から8月末にかけてインストール率が急に伸びた原因は、Appleがパブリックベータ版(パブリックプレビュー版)をリリースしたからだという。
Yosemiteのパブリックベータテストがなかったとしても、今年は去年の10倍ベータテスト参加ユーザが多い結果に
ただ、昨年の同時期に、OS X Mavericks ベータ版のインストール率はたったの0.1%にすぎなかったことをみれば、もしパブリックベータ版がリリースされなかったとしても、今年のMacユーザによるベータテスト数は昨年よりも10倍以上増えているということになる。
現在最もシェアが高いのはOS X Mavericks
上記のNet Applicationsのグラフを見れば、現在のMacプラットフォーム上で最もシェアが高いのは昨年リリースされたOS X Mavericksで、その比率は64%。昨年のリリース時期を参考にすれば、OS X Yosemiteは今年10月にリリースされるものとみられ、その後Mavericksのシェア率は下降するものとみられる。
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