Appleの新しいデバイスとして噂されている、
スマートウォッチ”iWatch”のニュースがかけめぐっている今日この頃。
特に世界中で商標登録をしているニュースは以前の記事でもお伝えしたとおり。
そんな中、中国のApple関連情報サイトWeiPhoneにて、
iWatchの商標が中国で登録できないかもしれないというニュースが出たのでご紹介。
元ネタはこちら(中国語)。
今年の年末か来年に発表されるのではないかと分析されている、
Appleの新ウェアラブルデバイス”iWatch”。
しかしAppleは未だ沈黙を保っており、
我々はこの製品の存在を確かめることはできない。
しかし最近Appleはロシア、日本、台湾、メキシコやトルコ等の国で相次いで”iWatch”の商標登録を申請しており、
この事実はAppleがこのデバイスを間違いなく開発している証明となっている。
しかし中国大陸では、”iWatch”の商標を申請した書類が暴露されていない。中国大陸の新聞”新京報”によると、
中国大陸には既に3つの会社が”iWatch”の商標を登録しているが、
全てが有効期限が切れて無効になっているとのことだが、
類似商標として”iWatching”が現在でも有効のようだ。
この商標”iWatching”を登録したのは台湾の会社で、
“コンピュータ周辺デバイス”の分類でこの商標を登録しているもよう。このような状況ではどのようになるか、
上海正策弁護士事務所の弁護士、郭国中氏は以下のように述べている。「3つの会社が登録している”iWatch”の商標は現在は既に無効状態となっているため、
今のところ”iWatch”の商標は真空状態にあると言ってよく、
どんな企業でも個人でも決まりに従えば”iWatch”の商標登録を申請することができる。
もちろん、Appleも。」しかし郭国中氏は以下のようにも述べている。
「但し、”iWatch”と”iWatching”は類似商標であるため、
もしAppleが”iWatch”を”コンピュータ周辺デバイス”の分類として商標登録申請した場合、
申請は恐らく面倒なことになることだろう。
つまり、この”iWatching”が、
将来AppleがiWatchを中国市場に投入する際の大きな障壁になる可能性がある。」かつて、AppleのiPhoneとiPadが中国市場に投入された際に、
同様に商標問題で難題にぶち当たったことがある。
“iWatch”のこのような厳しい状況について、
前出の新京報はIT関係に詳しい弁護士、于国富氏にインタビューした際に、
于氏は3つの解決方法を提案した。「第一に、中国の法律の規定によると、
連続三年間使われなかった商標は申請を却下することが可能だ。
つまりAppleはまず相手方の商標の撤回を申請することができる。
以前Appleが”和冠”とiPadの商標権について争った際には、
この方法を使ったことがある。
しかし最後にiPadは自らが3年以内にiPadの商標を使用したことを証明した。第二の方法として、もし相手の商標が撤回できなかったとしたら、
商標権の持ち主に対して商標の譲渡または”使用許可”を得るように協議するというやり方がある。
しかしもし協議が決裂したら、Appleは中国では”iWatch”の名前を諦めるか、
中国大陸市場全体を諦めるしかないだろう。」但しAppleのこれまでのこの種の問題の処理の仕方によれば、
彼らは恐らく大金をはたいてでもこの商標権を購買するのではないかと思われる。
翻訳引用は以上。
以下は私の感想だが、
まず3つの解決方法といいながら記事では2つしか紹介されていない。
3つめはなんだろうという疑問は残る。
2つめの最後はAppleはやらないだろう。
iPadも結局商標でもめながらも発売に踏み切っている。
まず売れて実績を作ってしまった方が、
世間一般で認められている印象を植え付けることができるからだ。
とはいえ中国はともかく先に商標登録したもの勝ちで、
日本の地名などは殆ど登録されてしまっているという。
いずれにせよ、この”iWatching”を持っている台湾の会社は、
今回の件で一儲けをするのではないだろうか。
株を買っておいた方がいいかも(上場して入ればの話だが。。)?
記事は以上。