Apple University(アップル大学)は本物の大学ではない。この大学では当然知識を教授することもできるが、その対象は学生ではなく、Appleの従業員という点で普通の大学とは違うのだ。以下はCult of Macの報道による。
Apple Universityの成り立ちと設立目的
多くのAppleに詳しい人でも、Apple University(アップル大学)については詳しくないだろう。実はこのApple Universityは2008年に創立され、主にApple内部の開拓・発展と成長計画によって作られ、その設立の目的はミドルクラスの従業員やマネージャーに当時のCEOスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)やその他の上級クラスの幹部達の各プロジェクトの決定を伝えるためだった。
Apple Universityの教授の給与はおいくら?
Appleは人材の育成にはリソースの投資を惜しまない。ではApple大学につとめている人の1年間の報酬はどのくらいなのだろうか?Cult of Macの報道によると、Apple大学のジェームズ・フィルズ(James Phills)教授の年俸は、最多で170万米ドル(約2億円)にのぼるという。
フィルズ教授はかつてスタンフォード大学とイェール大学マネジメントスクールの教授を歴任しており、2012年4月にAppleに入社した。入社当時の彼の年収は76万9000米ドル(約9,200万円)で、2013年には120万米ドル(約1億4,350万円)にあがり、そして2014年には170万米ドル(約2億円)に増えたのこと。
Apple Universityで教えられていることとは
Appleのその他の部門に比べ、Apple Universityは神秘的な存在だ。2014年にニューヨーク・タイムズの報道で内部の詳細についての報道がみられる。それによれば、Apple Universityの課程では技能に重点が置かれ、例えば個人責任や、細部への気の配り方、完璧主義、ミニマリズムと秘密保持などが教えられているという。
Apple Universityで教員になるのは大変なこと
アップル大学の教授の給与が非常に高いことに驚く人もいるだろう。しかしもしアップル大学で教師になろうとしたら、とてつもない実力と実績が伴っていないといけないのは想像に難くない。
記事は以上。
(記事情報元:Cult of Mac)