the 3rd quarterが審判のホイッスルで終了した。そして次に起こったのは”革新”だった。。
もしあなたが1984年の今日、スーパーボウルのあの瞬間に、ビールとスナックを求めてベンチを離れてしまっていたら。。そのゲームよりも歴史に残った初めてのあのコマーシャルを逃してしまったかもしれない(38-9でワシントン・レッドスキンズに勝ったオークランド・レイダースには申し訳ないが)。
31年前の今日、Apple(アップル)は世界で初めてマッキントッシュ(Macintosh)という名のパーソナルコンピュータを紹介するCMをスーパーボウルの会場で放映した。このCMは、今日ではPoynter Instituteでもメディアの歴史に残る作品といわれている。
この「1984」として知られる伝説的なCMは、あのリドリー・スコット(エイリアンやブレードランナー等の映画監督として有名)によって監修された。
このコマーシャルは、女性のランナーがスレッジハンマーを巨大なスクリーンに映し出された巨大な顔のまるでBig Brotherのような肖像(IBMを想定)に向けて放り投げる。そう、既成概念や固定観念による大衆への催眠術を打ち砕くために。彼女は武装した男たちに追いかけられるが、最終的に彼女は目的を達成する。ハンマーはスクリーンにヒットし、そして我々個人が自分自身のアイデアをパーソナルコンピューティングによって表現する、という”革新”を感じさせたのだ。
スティーブ・ジョブス(Steve Jobs)は、当時コンピュータ産業のリーダーで、ジョージ・オーウェル(George Orwell)が書いた小説”1984″の中の支配者のようなIBMはいらないと考えた。だからこそ、あのCMの最後に“And you’ll see why 1984 won’t be like 1984.(そしてあなたは1984年があの1984のようにならないことを見るでしょう)”と刻んだのだ。
このコマーシャルは多くの賞を獲得し、広告の変換点と呼ばれた。31年後の今日、我々は当時IBMに支配されていたデバイスの選択性の単一性から自由になっている。
31年前の素晴らしいスティーブ・ジョブスのスピーチ(日本語字幕付き)と、その後に流されるあの偉大なCMを振り返ってみよう。
以上はCultOfMacの記事から。
画蛇添足
そして31年後の今日。。
今やAppleは逆に当時のBig Brotherに例えられたIBMよりも断然稼ぐ企業となった。ただAppleは市場をシェア的に支配しているわけではなく、我々には選択肢がある(AndroidやWindowsというAppleのマシンやOSよりもシェアがあるものを選べる)という違いがある。
Apple製品がまだまだ高い単価で売れるのも、このような素晴らしいCMによって世の中を変えてきたというブランドイメージがあるからだろう。
記事は以上。