【中国大陸4G事情】中国聯通(チャイナユニコム)の3Gがスピードアップ、中国電信(チャイナテレコム)の4G開始時期は情報が錯綜

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2日前の記事に、
中国のキャリア中国聯通(チャイナユニコム)と中国電信(チャイナテレコム)の4Gについて書いたが、
続報を書いてみたいと思う。

中国聯通4Gは「3Gを高速化して実現」は本当だった!

2日前の記事に書いたとおり、
中国聯通は3Gをスピードアップすることで4Gとオフィシャルサイトにも書いてある。
そして同記事では中国聯通の3Gがスピードアップされていないと書いたが、
どうやら既にスピードアップしているところがあるようだ。

私が香港版iPhone5(※注:iPhone5sではない)を使用し、
上海で数年前に契約した中国聯通の3G 128k USIMカードを挿して、
広東省広州の市内にてスピードテスト(OOKLA)をしてみたところ、
24Mbps近くも出ることがわかった。

実測値はこちら。
IMG_0310

ただこれはあくまでOOKLAスピードテストの結果で、
体感速度としては中国移動の4Gには及ばない気がする。
もちろん従来の3Gよりは速いのは間違いない。

いずれにせよ中国聯通が似非4Gとして採用している3G高速化は、
新たに最新機種のiPhone5s/5cを買う必要がなく、
iPhone5でもその恩恵を受けられること、
またSIMカードの交換も必要がないことは特筆に値すると思う。

中国電信の4G開始時期は情報錯綜

2日前の記事で中国電信の4G開始時期は未定と書いたが、
とある小都市の中国電信内部からの情報だと2月21日(明日)からMi-Fi或いはUSBデバイスを使用した、
4Gデータカードの販売を開始するという情報もあるが、
私が広東省深圳の華強北の代理店に聞いたところ、
まだ未定でいつから始めるかは一切答えられないという。
広告では堂々と「天翼4G」と書いているではないかと詰め寄っても無駄であった。
相変わらずやることがよくわからない中国である。。

まとめ

そこそこのスピードでもいいという人は、
iPhone5等過去のデバイスで中国聯通の3Gを使えば、
わざわざ中国移動の4GにSIMカードやプランを変更して使わなくても、
また中国移動4G(TD-LTE)に対応した香港版や中国移動版iPhone5s/5cを使わなくても、
そのスピードアップの恩恵を受けられるということだ。
まだ深圳では私が広州で実測したような24Mbpsも出るようなスポットは探せていないが
(電波の強い華強北市場付近でも3Mbps程度だった)、
いずれ高速3Gの適用範囲は広がっていくものと思われる。
中国聯通の3Gは、中国移動の4Gに比べて電波が入る範囲が圧倒的に広いのも強みだ。

中国電信については、開始時期について最新情報が入り次第お知らせしたいと思う。
中国電信の4GがMi-Fi或いはUSBデバイスでWi-Fi経由で4Gを使えれば、
中国電信のみ採用しているCDMA 2000対応デバイスを使う必要がなく、
比較的安い価格で使えることになりそうだ。

記事は以上。

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