3日前、脱獄(ジェイルブレイク、Jailbreak)状態とiOSバージョンを維持したまま復元可能になるツール【Semi-Restore】がiOS 9.1に対応したが、アップデート当時はWindows版とLinux版だけのリリースで、MacのOS Xには対応していなかった(そのため私もお知らせせず。。)。
しかし本日、ようやくMacのOS Xに対応したのでお知らせ。
Semi-Restoreのダウンロード
【Semi-Restore】のダウンロードの最新ツールはSemi-Restore公式サイトからダウンロードのこと。
Semi-Restore OS X版はまだ不安定
ただ、ツールの中に入っているreadmeの内容を見る限り、OS X版のSemi-Restore for iOS 5.0-9.1は、OS Xではまだ問題があるとのこと。既にOS X 10.11.4とOS X 10.11.5(両方ともEl Capitan)での動作は確認されてはいるものの、開発者自身は今のOS X用バージョンにそれほど自信を持っていないようだ。ということで慎重に使用し、全て自己責任にて実行のこと。
できれば、安定版が出るまで待った方がいいかもしれない。
Semi-Restoreとは
おさらいをすると、【Semi-Restore】は、脱獄やバージョンを維持したまま復元が可能になるツールだ。iOS脱獄後、何か問題が起こって復元しなければならなくなった時に、iTunesで復元すると脱獄が解除され(入獄)、バージョンも最新のものにしなければならない。しかしこのSemi-Restoreを使うことで脱獄を維持したまま、またiOSもそのままのバージョンで復元ができるというわけだ。
ただしこの【Semi-Restore】でも本来のiOS側のシステムの復元をするわけではないため、完全な復元とは異なりuserlandのみの復元となる。つまり100%問題が解決することが保証されるわけではない。また使用するにはiOSデバイス側にOpenSSHを設置し、常にポートを空けておく必要があるため、セキュリティ性が下がるのは間違いない。いずれにせよOpenSSHを使う際には必ずrootパスワード(デフォルトはalpine)だけは変えておこう。
なお、Windows版とLinux版は安定しているという。
記事は以上。