米中貿易摩擦で、米国から槍玉に挙げられている中国の巨頭テック企業HUAWEI(ファーウェイ、華為技術)。最近のニュースで、Googleと米国の主要なチップメーカーが、HUAWEIが米国政府のブラックリストに入ったため、重要なソフトウェアとハードウェアコンポーネントのHUAWEIへの提供を停止していることが報道されました。事実、GoogleはHUAWEIとの間でハードウェア、ソフトウェア、および技術サービスの譲渡を必要とする業務を停止しています(オープンソースライセンスを介して公開されているものは除きます)。それによって、HUAWEIは今後販売される機種のGoogleのAndroid OS、Google Play Store、Gmail、YoutubeなどのGoogleが作っていてライセンスが発生するアプリケーションのアップデートができなくなるということを意味します。これは、GoogleのスマートフォンやタブレットなどGoogleのアプリケーションを使用している中国大陸外の世界での販売に大きく影響します(中国国内はそもそもGoogle系サービスが通常は利用できないので影響は殆どないとみられています)。そしてGoogleがAndroidを含むサービスをHUAWEIに対して一時停止したというニュースからわずか4日後に、HUAWEIが2つの新しい商標をEUで出願しました。HUAWEIがこの事態を予測し、抜かりなく準備してきた様子がうかがえます。