中国最大手のネット企業、阿里巴巴(アリババ、代表馬雲 ジャック・マー)が公式に発表した、今年の“双十一(11月11日)”のセールでの1日の取引額が350.19億元(約5,730億円)にも達し、昨年の191億元に比べて83%も増加し、また決済システムである支付宝(アリペイ、Alipay)での1.88億件の取引件数も、昨年の1億件を遥かに上回るものであったという。ちなみに11月11日は中国では光棍節といい、独身者の日としている。1が四つも並ぶので、そのような呼び方になっているのだろう。そしてそんな独身者が、家にこもってネットで買い物をするときに、アリババが運営する、淘宝(タオバオ、Taobao、CtoCのモール)や、天猫(Tmall、BtoCのモール)で、半額やそれ以下など、思い切った値段でセールをするというのがここ数年恒例となっている。全国的にテレビや地下鉄などの公共広告でもこのセールのことが宣伝され、さながら国を挙げてのお祭りのようになっているのだ。アリババは今年、携帯端末からの購買も非常に成長 […]