昨日中国の脱獄ハッカー集団から突然リリースされて話題になっている、iOS7.1.1の脱獄ツール「Pangu(盤古)」。そんな中水を差すようで申し訳ないのだが、今週、ウイルスチェックソフトで有名なカスペルスキー・ラボ(Kaspersky Lab)が、とあるRCS(リモートコントロール)系の悪意のあるソフトウェアが、iOS(iPhone)やAndroidに感染しており、既に世界中に拡散していることがわかったという。調べによると、この悪意のあるソフトウェアは国際的なハッキングチームによって作られコントロールされているスパイウェアで、しかもこのスパイウェアは「合法的に」ユーザのデバイスをコントロールしてしまうという。このRCS系のスパイウェアツールにはあだ名がつけられている。その名は「ガリレオ(Galileo)」だ。カスペルスキーによれば、彼らは既に世界中の被害者の分布名簿まで既に作っており、その名簿によれば、このガリレオの対象は主に記者、政治家、活動家、人権保護提唱者だということがわかっているという。 […]