最近来年春にAppleから次世代iPhone SEがリリースされるという噂が流れていましたが、新しい噂によるとその次世代iPhone SEは2022年までは登場しないかもしれません。また、来年のiPhone「iPhone 13」では、ProMotionに関する新しい情報が出ています。
次世代iPhone SEは再来年2022年に登場、スペックは?
ディスプレイの専門家であるロス・ヤング(Ross Young)氏によると、Appleには来年2021年春に新しいiPhone SEモデルをリリースする予定はなく、2022年春になるという予測が出されています。その新しい次世代iPhone SEでは、5G・デュアルレンズカメラ・6.06インチ(俗称6.1インチ)のより大きいディスプレイが搭載されるということです。Touch IDセンサーも現行のiPhone SEと同様搭載されるということですが、ホームボタンに搭載なのか、新しいiPad Air 4のようにスリープボタン(電源ボタン)に埋め込まれるのかについては言及はありません。またベゼルサイズについても言及されていません。
iPhone 13は可変リフレッシュレートの120Hz ProMotionが搭載か
もう1件、ヤング氏による情報によれば、来年2021の「iPhone 13」モデルには、低温多結晶酸化物(LTPO)バックプレーンの採用によって可能になった、可変リフレッシュレートの120Hz「ProMotion」ディスプレイが搭載されるということです。また来年の「iPhone 13 mini」と「iPhone 13(無印)」モデルは、今年来月(2020年11月)リリース予定の「iPhone 12 Pro Max」と同様のカメラセンサーとセンサーサイズを採用する予定と述べています。ちなみに「iPhone 12 Pro」と「iPhone 12 Pro Max」でカメラセンサーのサイズが異なるとも述べていて、今年のiPhone 12 Proシリーズでは2機種にカメラ性能で差が付くものと思われ、これは売れ行きに影響しそうですね(私は当然iPhone 12 Pro Maxを買おうと思います)。
ディスプレイサプライヤーに中国のBOEが追加か
なおiPhoneのディスプレイの製造メーカー(サプライヤー)として、中国のディスプレイメーカーのBOE(京東方)が、iPhone 12とiPhone 12 Proの2機種の6.1インチディスプレイを提供するメーカーとして、韓国LG Displayに追加される形で加わるとヤング氏は付け加えています。
iPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Maxではカメラの性能にも違いか
なお、これまで多くの正確なリーク情報を流してきたジョン・プロッサー(Jon Prosser)氏の情報によれば、iPhone 12シリーズのラインナップにはリフレッシュレート120Hzのディスプレイが搭載されるモデルがあるとしてきましたが、最近の情報ではiPhone 12シリーズでは可変リフレッシュレートは実現しないということです。
ヤング氏は、iPhoneではProMotionディスプレイを可能にするためには、上述のLTPO(低温多結晶酸化物)のバックプレーンが必要になると主張しています。
DSCC創始者のヤング氏の予測は信頼性が高い?
というわけで、結構雑多な感じで次世代iPhone SE(iPhone SE 2022?)、iPhone 13シリーズ、iPhone 12シリーズの予測が出てきました。なかなか重要な情報も多く、このロス・ヤング氏の予測が正しかったかについては今後の動きが注目されますね。iPhone 12シリーズについては今月10月13日(日本時間10月14日未明)に答え合わせができるかもしれません。
今回のリーカーのRoss・ヤング氏はDisplay Supply Chain Consultants(DSCC)の創設者で、ディスプレイサプライヤーからの情報はかなり手に入るようで、サプライチェーンを情報源として上記の予測をしており、更にDSCCからの予測を裏付けるために東京のみずほ証券の情報を引用していることから、上記は比較的信頼度の高い情報と見ることができるかもしれません。
とはいえ、Appleもまだ来年や再来年のiPhoneの仕様をまだ確定していないと思われるので、予測が外れる可能性ももちろんあります。
記事は以上です。
(記事情報元:Apple Insider)