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以前当ブログでもお伝えした通り、Appleはワールドワイドマーケティング担当上級副社長（SVP）だったフィル・シラー（Phil Schiller）氏をApple Fellow（アップル・フェロー）に任命し、その代わりとしてグレッグ・ジョズウィアック（Greg “Joz” Jozwiak）氏をかつてのフィル・シラー氏と同じ地位に昇格させました。
今回、正式にAppleの公式サイトでも、役員紹介のページでグレッグ・ジョズウィアック氏が新たにSVPとして掲載され、そしてフィル・シラー氏がApple Fellowとして掲載されるようになり、表向きにもはっきりと交代がわかるようになりました。
フィル・シラー氏は30年以上Appleで勤務している大ベテランで、かつてはスティーブ・ジョブズ（Steve Jobs）前CEOのもとで、Macintosh→Mac、iPod、iPhone、iPad、そしてApp Storeなどのマーケティングと発展に大いに関わってきた人物です。グレッグ・ジョズウィアック氏も20年Appleで勤務しているベテランで、シラー氏の下のワールドワイドマーケティング担当副社長（VP）を長年勤めてきました。
今後もフィル・シラー氏はAppleに残りますが、Apple Fellowは株を与えられる名誉職でもあるため、マーケティングの実務はグレッグ・ジョズウィアック氏が主に行うようになるのでしょうね。ずっとタッグを組んでやってきたのだと思われますが、今後中国や発展するインドなどの新興市場へのマーケティングがどのように変わり発展していくのかが注目されますね。
しかしフィル・シラー氏はボストン大学の生物学専攻の学士ということで、Appleの中では変わった経歴の持ち主なのですね。ちなみにグレッグ・ジョズウィアック氏はミシガン大学のコンピュータサイエンス専攻だったということで、こちらは王道を辿ったといえそうです。
記事は以上です。