KGIのアナリストの予測:iPhone 8には更に感度が高い3Dタッチパネル搭載で価格が10〜20%上昇か

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未発表の次世代iPhoneやMacなどApple製品の予測で一定の正確性のある予測をしてきたKGI証券のアナリスト、Ming-Chi Kuo(郭明錤)氏は以前から、今年(2017年)にはAppleは3つのサイズのiPhoneをリリースすると予測をしていた。そのうちの4.7インチと5.5インチは現行のiPhone 7とiPhone 7 Plusのアップグレード版(それぞれiPhone 7sとiPhone 7s Plus)で、5.0インチ(〜5.2インチとも、或いは5.8インチとも)の有機ELディスプレイ(OLED)搭載の全く新しいデザインのiPhone【iPhone 8】が特別版としてリリースされるとされていた。

そして本日更にMing-Chi Kuo氏はiPhone 8についての新しい予測のレポートを発表した。この著名なアナリストによれば、iPhone 8の有機ディスプレイには全く新しい3Dタッチモジュールが採用されるという。

iPhone6s_3DTouch

iPhone 8の3Dタッチは感度が大幅に向上

従来の3Dタッチに比べ、iPhone 8の3Dタッチモジュールは感度が大幅に上昇し、また柔軟性の高いラウンド型有機ELディスプレイ構造にも対応するという。Kuo氏は更に、UIを改良するために有機ELディスプレイのiPhoneの3D Touchセンサー部品(モジュール)は従来の鋼板ではなくフィルムに変更されるとしている。またAppleは強く押すことでディスプレイが変形しないように、フィルムの下側に金属部品を配置するという。ということは、有機ELディスプレイのiPhoneは柔軟性の高い素材を用いると同時に、耐久性も保障しなければならないという難しい挑戦に直面することになる。

 

有機EL版スペシャルiPhoneは従来モデルより価格が高く、これまでの売上の減少をカバーできる

更にKuo氏の今回の最新情報によれば、有機ELディスプレイを搭載したモデルの価格はこれまでのiPhoneの平均単価に比べ10〜20%上昇するといい、それによってAppleがiPhone全体の出荷台数の減少による損失を減少することができるとされている。

 

ディスプレイメーカーがこぞって有機ELディスプレイに投資しているのはやはりiPhoneに採用のためか

既に業界ではiPhone 8には有機ELディスプレイが搭載されるという情報がまことしやかに流れているが、当然ながらAppleは未発表の製品については一切コメントをしていない。ただ、多くのディスプレイメーカーがどうやら既にAppleから内部情報を聞き出しており、サムスン(SAMSUNG)、LG、シャープ(SHARP)、JDI(ジャパンディスプレイ)などの大型メーカーが有機ELディスプレイパネルの生産ラインの拡大のために積極的に投資をしていることが伝えられている。

 

来年は【iPhone 8】が主役に

もしKuo氏などのアナリストの予測が正しければ、有機ELディスプレイモデルのiPhone 8はiPhoneの主役となり、そしてiPhone 7sとiPhone 7s Plusは脇役となってしまうのだろうか?実際、iPhone 10周年記念モデルのハイエンド版としてリリースされるのであれば、もちろんiPhone 8が主役になるのは間違いなく、コアなAppleファンはこぞって群がることだろう。部品の供給不足が伝えられていることもあり、争奪戦になるのは必至だろう。

記事は以上。

(記事情報元:WeiPhone)

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