更新:日本時間2026年09月10日 04:54。
日本時間2026年9月10日に発表された【iPhone 18 Pro】【iPhone 18 Pro Max】と【iPhone Duo】。今年、中国本土版Proは物理SIM2枚を残しながらeSIMにも対応しました。香港版Proは物理SIM1枚とeSIM、日本版ProはeSIM専用です。そして折りたたみのDuoには、どの地域のモデルにも物理SIMスロットがありません。
前年のiPhone 17特集と同じように、SIMの組み合わせだけでなく、電波の対応範囲、機能の地域制限、中国本土・香港・日本の容量別価格まで比べます。中国本土で暮らす人、日中を行き来する人、海外旅行で物理SIMを使う人では、同じ新型でも選ぶべき版が変わります。
今回の対象は発表済みの3機種です。無印iPhone 18は今回発表されていません。

中国本土版Proに加わったeSIMという選択肢
物理SIMを2枚差すiPhoneは、中国本土版を選ぶ大きな理由でした。iPhone 17世代では香港・マカオ版Proが物理SIM1枚とeSIM、日本版がeSIM専用へ移り、物理2枚を残したい人の選択肢は狭くなりました。
今回の中国本土版18 Pro・Pro Maxは、物理nano-SIM2枚、物理nano-SIM1枚とeSIM1つ、eSIM2つの3通りに対応します。中国の電話番号を物理SIMで残し、もう一方の回線をeSIMへ切り替える、という移行が可能になったわけです。ただし、SIMの組み合わせが増えたことと、どの国のeSIMでも同じ条件で登録できることは別です。
香港・台湾版Proは物理nano-SIM1枚とeSIM、またはeSIM2つ。日本・米国版はeSIM2つです。Duoについては全地域で物理SIM非対応。「大陸版の折りたたみなら物理2枚だろう」という予想は当てはまりません。

6地域・3機種のSIM構成とモデル番号
Aから始まるモデル番号は、通信仕様を照合するための番号です。同じ「中国版」という呼び方で、中国本土・香港・マカオ・台湾をまとめないようにしてください。
| 購入地域 | 機種 | Aモデル番号 | 物理SIM枚数 | 2回線の組み合わせ |
|---|---|---|---|---|
| 日本 | iPhone 18 Pro | A3713 | 0 | eSIM×2 |
| 日本 | iPhone 18 Pro Max | A3716 | 0 | eSIM×2 |
| 日本 | iPhone Duo | A3719 | 0 | eSIM×2 |
| 中国本土 | iPhone 18 Pro | A3715 | 2 | 物理×2/物理+eSIM/eSIM×2 |
| 中国本土 | iPhone 18 Pro Max | A3718 | 2 | 物理×2/物理+eSIM/eSIM×2 |
| 中国本土 | iPhone Duo | A3721 | 0 | eSIM×2 |
| 香港 | iPhone 18 Pro | A3714 | 1 | 物理+eSIM/eSIM×2 |
| 香港 | iPhone 18 Pro Max | A3717 | 1 | 物理+eSIM/eSIM×2 |
| 香港 | iPhone Duo | A3720 | 0 | eSIM×2 |
| マカオ | iPhone 18 Pro | A3714 | 1 ※ | 物理+eSIM/eSIM×2 ※ |
| マカオ | iPhone 18 Pro Max | A3717 | 1 ※ | 物理+eSIM/eSIM×2 ※ |
| マカオ | iPhone Duo | A3720 | 0 | eSIM×2 ※ |
| 台湾 | iPhone 18 Pro | A3714 | 1 | 物理+eSIM/eSIM×2 |
| 台湾 | iPhone 18 Pro Max | A3717 | 1 | 物理+eSIM/eSIM×2 |
| 台湾 | iPhone Duo | A3720 | 0 | eSIM×2 |
| 米国 | iPhone 18 Pro | A3472 | 0 | eSIM×2 |
| 米国 | iPhone 18 Pro Max | A3473 | 0 | eSIM×2 |
| 米国 | iPhone Duo | A3447 | 0 | eSIM×2 |
※マカオの印付きSIM構成は、公式のモデル一覧で同じA番号に分類される香港・台湾モデルの仕様に基づきます。マカオ向けDuoの物理SIM非対応は個別の公式記載もあります。地域名が近いことだけを理由に統合した表ではありません。
組み合わせの選択肢を足して3回線・4回線を同時利用できるわけではありません。アクティブな回線は2つです。
eSIMの保存数と同時利用数
日本版・米国版の3機種、香港・台湾版Duoは、eSIMを8つ以上保存し、2つを同時にアクティブにできます。「8つまで」という上限ではありません。保存できるプロファイル数の多さと、同時に使える番号の数は別です。
中国本土版の新3機種と、香港・台湾版Pro・Pro Maxの保存数は、今回の機種別資料からは数値を確定できていません。旧Airの保存数制限が今回の機種にも適用されるかは、まだ分かりません。
自宅・仕事・渡航先のプロファイルを保存できることと、それら全部へ同時に着信できることは違います。旅行先では普段の2回線から、現地用を含む組み合わせへ切り替えることになります。
中国本土eSIMの有効化と海外旅行
中国本土の通信事業者のeSIMを直接有効化する場合、モデルの条件があります。今回の対象は18 ProがA3715、Pro MaxがA3718、DuoがA3721。中国移動・中国電信・中国聯通の実店舗で身分証の確認を受ける条件が示されています。香港版DuoのA3720や日本版のA3719を持ち込めば同じ手続きができる、という意味ではありません。
中国の電話番号をeSIMで長期維持したい人にとって、これは購入地域を左右する条件です。一方、日本や香港の回線を国際ローミングで中国本土へ持ち込むこととは仕組みが異なります。現地eSIMを直接契約できない機種でも、それだけで中国で通信できなくなるわけではありません。
Duoの中国公式購入案内には、中国本土以外へ旅行するときには旅行用eSIMを有効化できるとの説明があります。本土版Duoでも海外eSIMが一律に禁止されるわけではありません。ただし、中国本土内にいる間の追加、保存可能数、削除後の再発行条件まで、この説明で確定するものではありません。18 Pro・Pro Maxの海外eSIMに関する詳しい追加条件も未確認です。
SIMが使えても同じではない、中国本土版の機能
Apple Intelligenceは購入地域とアカウント条件に注意
中国本土で購入した対応iPhoneでは、Apple Intelligenceは現時点で利用できません。新しい中国向け仕様も、対応準備はある一方で、提供時期は規制当局の承認次第としています。本土版を香港や日本へ持ち出す、SIMだけを替える、といった理由で利用可能になると考えないほうがよいでしょう。
中国本土以外で買った対応機の条件は異なります。「中国本土にいる」ことと「Apple Accountの国・地域が中国本土」であることの両方を満たすと利用できません。端末の販売地域、今いる場所、アカウントの地域を分けて考える必要があります。将来の提供を否定する永久的な制限という意味ではなく、確認時点の案内です。
FaceTime Audio・グループ通話と1対1ビデオの違い
中国本土で非対応なのは、FaceTime Audio、グループFaceTime、FaceTimeリンクです。「FaceTimeが全部使えない」と一括りにするのは誤りで、新しい中国本土向け18 Pro・Duoの仕様にはFaceTimeビデオ通話が載っています。1対1のビデオ通話と、音声だけの通話・複数人の通話は区別してください。
また、中国本土で購入したiPhoneでは、国外にいてもFaceTime通話リンクの作成がサポートされません。友人へURLを送って参加してもらう使い方を重視するなら、SIMが2枚入るかだけで決めると不便が残ります。通話の利用条件は通信事業者や接続環境にも左右されます。
台湾旗の豆腐表示と、香港のキーボード非表示
台湾旗の絵文字にも、以前から地域による違いがあります。中国本土版や地域設定を中国本土にした端末では、旗の代わりに欠落文字の四角、いわゆる「豆腐」が表示される挙動が、写真付きの検証で記録されています。
香港の制限は同じではありません。絵文字キーボードの候補から消えていても、メッセージや文書にある旗は表示でき、コピーして貼り付けられるという違いです。「入力候補にない」と「受け取った文字も表示できない」を混同しないようにしたいところです。
ここで挙げたのは従来仕様として知られる地域差です。今回の18 Pro・DuoとiOS 27の組み合わせは実機未検証で、地域設定やアプリによる表示差にも注意が必要です。
通信モデムはC2、Wi-FiとBluetoothはN1
A20 Proはアプリやカメラ処理などを担うチップです。携帯電話の基地局と通信するモデムは別で、今回の各地域仕様にはApple C2の名称が載っています。一方、Wi-FiやBluetoothなどの近距離無線はApple N1が担当します。「A20 Proだから電波も全地域同じ」「N1が携帯電話モデム」ということではありません。
地域・機種別のモデム名
| 購入地域 | iPhone 18 Pro | iPhone 18 Pro Max | iPhone Duo |
|---|---|---|---|
| 日本 | Apple C2(A3713) | Apple C2(A3716) | Apple C2(A3719) |
| 中国本土 | Apple C2(A3715) | Apple C2(A3718) | Apple C2(A3721) |
| 香港 | Apple C2(A3714) | Apple C2(A3717) | Apple C2(A3720) |
| 台湾 | Apple C2(A3714) | Apple C2(A3717) | Apple C2(A3720) |
| 米国 | Apple C2(A3472) | 名称未掲載(A3473) | Apple C2(A3447) |
| マカオ | 地域別記載は未確認(A3714) | 地域別記載は未確認(A3717) | 地域別記載は未確認(A3720) |
日本・中国本土・香港・台湾では、ProとPro Maxの共通仕様欄にC2が記載されています。米国ではProとPro Maxの欄が分かれ、ProにはC2がある一方、Pro Maxの個別欄にはモデム名がありません。この空欄だけから、Qualcomm製など別のメーカー名を決めることはできません。
マカオのA番号は香港・台湾と同じですが、この表では地域別のモデム名の記載を確認できていないため、そのまま区別しています。モデル番号の一致と、個別ページでの名称確認は分けた表です。
Wi-Fi 7・Bluetooth 6と、携帯電話回線の規格
日本・中国本土・香港・台湾・米国の各仕様では、今回の3機種にN1、IEEE 802.11beの2×2 MIMO、Bluetooth 6、Thread、第2世代の超広帯域チップが記載されています。802.11beはWi-Fi 7の規格で、中国向けページでは主にこの規格名で表示されています。Wi-Fi 7の利用には対応するネットワーク機器と、その国・地域で利用できる条件が必要です。
携帯電話通信は5GとギガビットLTEの4×4 MIMOに対応します。日本・中国本土・香港・台湾の5Gはsub-6 GHz、米国版はsub-6 GHzに加えてミリ波対応です。MIMOは複数のアンテナを利用する通信技術で、「4×4」はSIMを4枚使えるという意味ではありません。Wi-Fiの2×2、携帯電話回線の4×4、同時に有効なSIM2回線は、それぞれ別の数字です。
C2搭載が確認できる端末同士でも、地域別の対応バンドは異なります。チップ名だけで選ばず、次の周波数一覧と購入先のA番号を合わせて見ることになります。
無線通信仕様、対応バンドの違い
SIMフリーは、世界中で同じ周波数が使えるという意味ではありません。日本版、中国本土版、香港版は、対応する5G・LTEバンドにも違いがあります。
以下は公式技術仕様の比較です。日本・中国本土・香港・台湾では、それぞれの地域の18 Pro/Pro Max掲載欄とDuo掲載欄のバンド一覧が一致しています。したがってこの4地域については、3機種の一覧を地域ごとにまとめました。米国は別記します。
| 通信方式 | 日本版 | 中国本土版 | 香港版・台湾版 |
|---|---|---|---|
| FDD-5G NR | n1・n2・n3・n5・n7・n8・n12・n14・n20・n25・n26・n28・n29・n30・n66・n70・n71・n75 | n1・n2・n3・n5・n7・n8・n12・n20・n25・n26・n28・n30・n66・n70・n75 | n1・n2・n3・n5・n7・n8・n12・n20・n25・n26・n28・n30・n66・n70・n75 |
| TDD-5G NR | n38・n40・n41・n48・n53・n77・n78・n79 | n38・n40・n41・n48・n77・n78・n79 | n38・n40・n41・n48・n53・n77・n78・n79 |
| FDD-LTE | 1・2・3・4・5・7・8・11・12・13・14・17・18・19・20・21・25・26・28・29・30・32・66・71・106 | 1・2・3・4・5・7・8・12・13・17・18・19・20・25・26・28・30・32・66・106 | 1・2・3・4・5・7・8・12・13・17・18・19・20・25・26・28・30・32・66・106 |
| TDD-LTE | 34・38・39・40・41・42・48・53 | 34・38・39・40・41・42・48 | 34・38・39・40・41・42・48・53 |
5Gのn番号とLTEの番号は別の規格です。たとえばn53とLTE Band 53を同じ欄で数えないようにしてください。
日本版にはあり、香港・中国本土版にはないバンド
香港・台湾版は、日本版にある5Gのn14・n29・n71、LTEの11・14・21・29・71がありません。中国本土版ではそれに加えて、5Gのn53とLTEの53も一覧にありません。香港・台湾版には53があるため、「中国本土・香港はまとめて53非対応」とするのは間違いです。
ただし、番号の差だけで日本のある通信事業者のエリアが何割狭くなる、という結論は出せません。実際に使う周波数、契約、サービス、場所によって影響が変わります。Band 29や71があることだけを、日本国内でのつながりやすさの根拠にはできません。
今回の日本・中国本土・香港・台湾向け仕様には、5Gミリ波の対応欄はありません。米国版にはn258・n260・n261が載っています。ただし米国版を買えば日本でもそのまま同じサービスを利用できるという意味ではありません。
米国モデル内にも差があります。今回の資料では、18 ProのA3472とDuoのA3447にはLTE Band 106がある一方、Pro MaxのA3473には記載されていません。米国の3機種はすべて同じバンド、とまとめられない点です。同じシリーズ名でも、地域と機種のA番号まで合わせて比較する必要があります。
SIMフリーと、2回線の設定・使い方
Apple直販の回線契約なしモデルはSIMフリーです。ただし、SIMフリーでもeSIM契約の対象機種、対応バンド、機能の地域制限が消えるわけではありません。通信事業者から購入した端末は、その事業者の条件を確認する必要があります。
設定では、まず2本の回線に「主回線」「仕事」「中国」「旅行」など区別できる名前を付け、通常の音声通話に使う番号と、モバイルデータ通信に使う回線を選びます。eSIMの追加方法は、対応事業者の自動割当、旧端末からのクイック転送、QRコードやアプリなど。どの事業者でも全部の方法が使えるわけではありません。
物理SIM2枚対応モデルでは、対応するトレイに2枚を入れて各回線を設定します。香港版Proのような物理1枚モデルでは、2枚目の物理SIM用スロットはなく、もう一方はeSIMです。Duoにはそもそも物理トレイがありません。
DSDSは2回線の待ち受けであり、2本のデータ回線を束ねて速度を上げる機能ではありません。携帯電話回線によるデータ通信は一度に1回線です。一方で通話中のもう一方への着信は、Wi-Fi通話への対応やデータ通信の切り替え設定などで挙動が変わります。「2回線有効」と「2件の携帯電話通話を同時に続けられる」は別の話です。
中国の回線でSMSを受け、日本の回線でデータ通信を使いたい場合は、既定のデータ回線を意識して選ぶことが大切です。ローミングを有効にする回線も、旅行用eSIM事業者の案内に合わせます。意図しない回線へデータ通信が切り替われば、想定した料金と変わる可能性があります。
中国本土・香港・日本の発売日
18 ProとPro Maxは9月12日予約開始、9月18日発売です。Duoは10月16日予約開始、10月23日発売で、Appleは中国本土と日本を含む70以上の国・地域を最初の販売対象に挙げています。DuoをProと同じ9月発売として予定を立てないようにしてください。
Duoの予約開始は太平洋時間午前5時、日本時間では10月16日午後9時、中国本土・香港では午後8時です。後続の国・地域は10月30日から。予約日と、実際に受け取れる日の区別も必要です。
機種別・全容量の価格比較
価格は9月10日に確認したApple直販の本体価格です。下取り、分割払いの月額、キャリア契約の割引は使っていません。日本は税込、中国本土も現地の表示条件に従った税込価格、香港はApple香港の表示価格を比較しています。
参考換算には、欧州中央銀行の9月9日公表値を使いました。1ユーロ=178.59円、7.8159元、9.1378香港ドルから計算すると、1元は約22.8496円、1香港ドルは約19.5441円です。計算は丸める前の為替値で行い、最後に1円単位へ丸めています。
表の▲は日本版より高い金額、▼は日本版より安い金額です。カード会社の決済レートや手数料、渡航費、持ち帰りに伴う費用を含む総額ではありません。米国の税加算前価格を、日本の税込価格と混ぜてもいません。
iPhone 18 Pro
| 容量 | 中国本土版(現地表示価格) | 香港版(現地表示価格) | 日本版(税込) |
|---|---|---|---|
| 256GB | 9,999元(約228,473円)/日本比▲8,673円 | 10,499HKD(約205,193円)/日本比▼14,607円 | 219,800円 |
| 512GB | 11,999元(約274,172円)/日本比▲19,372円 | 12,299HKD(約240,373円)/日本比▼14,427円 | 254,800円 |
| 1TB | 15,499元(約354,146円)/日本比▲29,346円 | 15,799HKD(約308,777円)/日本比▼16,023円 | 324,800円 |
| 2TB | 20,499元(約468,393円)/日本比▲38,593円 | 20,999HKD(約410,406円)/日本比▼19,394円 | 429,800円 |
iPhone 18 Pro Max
| 容量 | 中国本土版(現地表示価格) | 香港版(現地表示価格) | 日本版(税込) |
|---|---|---|---|
| 256GB | 10,999元(約251,322円)/日本比▲11,522円 | 11,499HKD(約224,738円)/日本比▼15,062円 | 239,800円 |
| 512GB | 12,999元(約297,022円)/日本比▲22,222円 | 13,299HKD(約259,917円)/日本比▼14,883円 | 274,800円 |
| 1TB | 16,499元(約376,995円)/日本比▲32,195円 | 16,799HKD(約328,321円)/日本比▼16,479円 | 344,800円 |
| 2TB | 21,499元(約491,243円)/日本比▲41,443円 | 21,999HKD(約429,950円)/日本比▼19,850円 | 449,800円 |
iPhone Duo
| 容量 | 中国本土版(現地表示価格) | 香港版(現地表示価格) | 日本版(税込) |
|---|---|---|---|
| 256GB | 15,999元(約365,570円)/日本比▲770円 | 17,499HKD(約342,002円)/日本比▼22,798円 | 364,800円 |
| 512GB | 17,999元(約411,270円)/日本比▲11,470円 | 19,299HKD(約377,181円)/日本比▼22,619円 | 399,800円 |
| 1TB | 21,499元(約491,243円)/日本比▲21,443円 | 22,799HKD(約445,586円)/日本比▼24,214円 | 469,800円 |
| 2TB | 26,499元(約605,491円)/日本比▲30,691円 | 27,999HKD(約547,215円)/日本比▼27,585円 | 574,800円 |
香港版はどれだけ安いのか
今回の比較では、香港版は3機種の全容量で日本版より安く、差は約1.4万〜2.8万円です。Pro 256GBは約14,607円、Pro Max 256GBは約15,062円、Duo 256GBは約22,798円安い計算になります。ただ、このためだけに渡航するなら、交通費などで差が消える場合もあります。
中国本土版は、同じ換算では日本版より高い結果です。Duo 256GBは約770円差でほぼ同水準ですが、これは本土eSIMを有効化できるモデルを選ぶ理由と切り離して考える必要があります。値段がほぼ同じでも、SIMとApple Intelligenceの条件まで同じではありません。
Proの256GBでは、中国本土版と香港版の換算差は約23,280円あります。物理SIMを2枚残すために中国本土版を選ぶなら、香港版に比べたその差額と、AI・FaceTimeなどの違いを含めて判断することになります。
前年と同じように、容量をそろえて比べることも重要です。最安構成だけを並べて「香港が安い」と結論づけるのではなく、実際に欲しい512GBや1TBの行を見る必要があります。過去価格は当時の為替も違うため、円換算額の差をそのまま本体の値上げ幅にはできません。
iPhone Duoの前にいたXiaomiとHUAWEI――同じ横長折りたたみで価格はどう違う?
Duoの購入判断で外せないのが、Xiaomi 18 FoldとHUAWEI Pura X Maxです。閉じると背が低く幅広い携帯電話、開くと横長の大画面になる構造は3機種で共通します。Xiaomi 18 Foldは9月7日発表、9月10日中国発売。一方、Pura X Maxは4月20日発表・4月25日発売の先行機で、9月7日は新色が追加されました。「2社ともAppleの数日前に初登場」ではありませんが、Appleを待たずに同じ方向の製品を市場へ投入していた存在は大きいです。
同じ中国定価で比べると、256GBは両社とも5,000元安い
以下は中国本土の通常定価を容量でそろえた比較です。値引き、下取り、補助金は含めません。参考円換算は本記事と同じ2026年9月9日のECB公表値(1元=約22.8496円)を使用しています。
| 容量 | iPhone Duo 中国本土版 | Xiaomi 18 Fold 中国版 | HUAWEI Pura X Max 中国版 |
|---|---|---|---|
| 256GB | 15,999元/約365,570円 | 10,999元/約251,322円(Duoより5,000元安い) | 10,999元/約251,322円(Duoより5,000元安い) |
| 512GB | 17,999元/約411,270円 | 11,999元/約274,172円(Duoより6,000元安い) | 11,999元/約274,172円(Duoより6,000元安い) |
| 1TB | 21,499元/約491,243円 | 14,999元/約342,721円(Duoより6,500元安い) | 13,999元/約319,871円(Duoより7,500元安い) |
| 2TB | 26,499元/約605,491円 | 設定なし | 設定なし |
512GBは両社の12GB RAMモデル、1TBは16GB RAMモデルを掲載しています。両社とも16GB RAM+512GBは12,999元(約297,022円)。HUAWEIの16GBモデルは典蔵版で、通常版にない北斗衛星メッセージにも対応します。Xiaomiの1TBはLPDDR6で、12GB版と16GB+512GB版はLPDDR5X。別に1TBのセラミック特別版15,999元もあり、単に容量だけで全仕様が一致するわけではありません。
256GBではDuoとの差が5,000元、参考換算で約114,248円。1TBではXiaomiが6,500元、HUAWEIが7,500元安くなります。対して日本のDuoは256GBで364,800円です。中国価格を円に置き換えた数字は輸入総額でも日本のメーカー定価でもなく、送料や決済手数料、販売後のサポート条件まで同じになる比較ではありません。
大きさは近くても、カメラと重量にははっきり差がある
| 項目 | iPhone Duo | Xiaomi 18 Fold | HUAWEI Pura X Max |
|---|---|---|---|
| 閉じた寸法(高さ×幅×厚さ) | 117.8×84.1×11.3mm | 117.8×83.6×10.68mm | 120×85×11.2mm |
| 開いた寸法(高さ×幅×厚さ) | 117.8×164.6×5.2mm | 117.8×163.8×5.02mm | 120×166.5×5.2mm |
| 重量 | 254g | 219g | 約229g |
| 外画面 | 5.4インチ/2034×1398 | 5.38インチ/1712×1168 | 5.4インチ/1848×1264 |
| 内画面 | 7.6インチ/2670×1878 | 7.58インチ/2364×1672 | 7.7インチ/2584×1828 |
| リフレッシュレート | 両画面最大120Hz | 両画面最大120Hz | 両画面1〜120Hz |
| SoC・OS | A20 Pro(2nm)/iOS 27.1 | XRING O3(3nm)/HyperOS 4 | Kirin 9030 Pro/HarmonyOS 7(現行公式表記) |
| 背面カメラ | 48MP主+48MP超広角、専用望遠なし | 200MP主+50MP超広角+50MP 3.5倍望遠 | 50MP可変絞り主+12.5MP超広角+50MP 3.5倍望遠 |
| 電池・有線充電 | 容量mAh非公表/60W以上のアダプタ使用で約20分で50% | 6000mAh/最大67W | 5300mAh/最大66W |
| ワイヤレス充電 | 最大25W(MagSafe・Qi2) | 最大50W | 最大50W |
| 防塵・耐水 | IP68(6m・30分の試験) | IP58・IP59(IP58は1.5m・30分) | IP58・IP59(IP58は3m・30分) |
| 物理SIMとeSIM | 物理なし/eSIM 2回線 | nano-SIM 2枚/公式仕様にeSIM記載なし | 物理2枚+eSIM最大2件保存。使用は物理2枚または物理1枚+eSIM1件 |
| 無線・USB | Wi-Fi 7/Bluetooth 6/USB 3 最大10Gbps | Wi-Fi 7/Bluetooth 6/USB 3.2 Gen 2 最大10Gbps | Wi-Fi 7/Bluetooth 6/USB 3.1 Gen 1 |
| ペン | Apple Pencil USB-Cは2026年後半対応予定 | 公式製品・仕様にペン対応記載なし | M-Pen 3 Mini対応(別売) |
DuoとXiaomiは閉じた高さが同じ117.8mmで、幅の差も0.5mm。HUAWEIも高さ120mm、幅85mmなので、いずれも長いスマートフォンをそのまま二つ折りにした形とは違います。ただし公称重量ではXiaomiがDuoより35g、HUAWEIが25g軽く、同型だから持ち運びまで同じとはいえません。HUAWEIの重量は外側保護フィルムと内画面表面層を含まないという注記があり、各社の測定条件も完全には一致しません。
望遠撮影では、XiaomiとHUAWEIは独立した3.5倍の潜望望遠カメラを搭載します。Duoの2倍は主カメラを使う光学品質の切り出しなので、レンズ構成自体が異なります。さらにHUAWEIは主カメラにF1.4〜F4.0の10段階可変絞りを備えます。一方で200MPなら48MPより必ず高画質、CPUが10コアなら6コアより高速、といった結論は出せません。画質、発熱、ゲームの持続性能には、センサーやソフトウェア、アプリ最適化も影響します。
電池はXiaomiが6000mAh、HUAWEIが5300mAhですが、AppleはDuoのmAhを公表していません。Duoの動画再生は外画面最大44時間、内画面最大31時間という別の指標です。容量と再生時間を同じ物差しとして順位付けすることはできません。有線67W・66Wも専用充電器などの条件があり、Duoの試験用60Wアダプタを本体の常時受電能力と読み替えるのは誤りです。
日本で使うなら、安さの前にOSと回線の条件を確認したい
XiaomiのHyperOSとHUAWEIのHarmonyOSは、同じものとして扱えません。Xiaomi 18 FoldはHyperOS 4を搭載しますが、中国出荷状態のGoogle Play・GMS、日本語UI・日本語キーボードの機種固有の利用条件は公式資料から確認できていません。輸入店が「Global」と表示していても、メーカー正式グローバル版と販売店による中国版への設定変更は区別する必要があります。Androidアプリが一律に使えないと決めつける根拠もありません。
HUAWEIはHarmonyOS 6向けの公式サポートに日本語UIが明記され、日本語キーボードも存在します。ただし今回の現行仕様はHarmonyOS 7で、全画面の翻訳や変換の快適さは実機未検証です。海外アプリ用の追加環境「出境易」はHarmonyOS NEXTに対応しますが、それは標準GMSやPlayストアの搭載、すべての銀行・決済・認証アプリや通知の正常動作を保証しません。日本語が存在することと、日本向けAndroid端末のように普段のアプリ一式を移せることは別です。NFC搭載も、日本のおサイフケータイや交通系IC対応を意味しません。
HUAWEIを「eSIM非対応」とするのも誤りです。Pura X Maxは公式に対応し、物理SIM2枚とeSIM最大2件を保存できます。ただし同時使用は物理2枚、または物理1枚+eSIM1件の組み合わせ。DuoのようなeSIM2回線同時使用とは違います。対応が明記されているのは中国移動・中国電信・中国聯通で、海外の旅行用eSIMが自由に追加できるという保証とは別です。Xiaomiは公式仕様がnano-SIM2スロットで、eSIM利用を前提に購入すべきではありません。
物理SIMを維持したい人には中国2機種の構成が魅力になりますが、日本語やアプリの条件、利用する通信会社の音声通話・データ通信まで確認して初めて比較が成立します。中国向けサービスを使い慣れた人の選択肢として両社の存在は強く、国内のiPhone環境をそのまま大画面化したい人にはDuoの価値が残ります。折りたたみを手に入れるための価格差と、日常の環境を移し替える負担を合わせて考える必要があります。
日本人がDuoと正面から比べたいSamsung Galaxy Z Fold8
折りたたみの比較で外せないのがSamsungです。2019年の初代Galaxy Fold以来、この市場を継続して育ててきたメーカーで、2026年はGalaxy Z Fold8とGalaxy Z Fold8 Ultraを展開しています。Duoに近い、閉じると背が低く開くと横長になる機種は無印のFold8。Ultraは従来の縦長スマートフォンに近い外画面と、さらに大きい内画面を組み合わせた上位モデルです。両機種とも日本では8月7日に発売済みで、輸入しなくても選べます。
日本の税込価格同士なら、Fold8はDuoより約9.5万〜11万円安い
以下は日本のSIMフリー通常価格です。下取り、返却プログラム、ポイント還元、期間限定クーポンを差し引かず、Duoと同じ保存容量で比較しています。中国版の参考円換算と違い、日本向け製品の税込価格同士を直接比べられます。
| 容量 | iPhone Duo 日本版 | Galaxy Z Fold8 日本版 | Galaxy Z Fold8 Ultra 日本版 |
|---|---|---|---|
| 256GB | 364,800円 | 269,880円/Duoより94,920円安い | 296,780円/Duoより68,020円安い |
| 512GB | 399,800円 | 299,880円/Duoより99,920円安い | 326,780円/Duoより73,020円安い |
| 1TB | 469,800円 | 359,880円/Duoより109,920円安い | 386,780円/Duoより83,020円安い |
| 2TB | 574,800円 | 設定なし | 設定なし |
9月10日確認時点の日本公式購入ページには、両機種の512GBが10,000円OFF、1TBが15,000円OFFとなる9月29日15時までの案内もあります。上表はこの期間限定割引を含めていません。購入時の適用条件と最終表示額を確認してください。
Fold8からUltraへの差額は、どの容量でも26,900円です。Duoの256GB予算364,800円なら、Fold8は1TBの359,880円まで選べ、なお4,920円下回ります。容量が必要な人には、同容量の差額だけでなく、この選び方も効いてきます。
海外版も選べるが、香港価格が日本より安いとは限らない
香港の通常価格も比較しておきます。参考円換算は上の中国版比較と同日、2026年9月9日のECB公表値(1HKD=約19.5441円)です。日本向け保証やおサイフケータイ対応まで同じ条件になる価格ではありません。
| 容量 | iPhone Duo 香港版 | Galaxy Z Fold8 香港版 | Galaxy Z Fold8 Ultra 香港版 |
|---|---|---|---|
| 256GB | 17,499HKD/約342,002円 | 14,398HKD/約281,396円 | 15,998HKD/約312,666円 |
| 512GB | 19,299HKD/約377,181円 | 15,998HKD/約312,666円 | 17,598HKD/約343,937円 |
| 1TB | 22,799HKD/約445,586円 | 19,198HKD/約375,207円 | 20,798HKD/約406,478円 |
この為替では、Fold8の香港通常価格は3容量とも日本の通常価格を上回ります。海外版を選べば必ず安いわけではなく、現地のSIM構成など目的がある場合の選択肢です。9月10日確認時点の香港公式サイトではUltraの512GBが17,198HKD、1TBが19,998HKDの割引価格も表示されていますが、表は通常価格で統一しました。カード会社限定の還元や下取り特典も差し引いていません。
同じ7.6インチでも、軽さと望遠、ペンの対応が違う
| 項目 | iPhone Duo 日本版 | Galaxy Z Fold8 日本版 | Galaxy Z Fold8 Ultra 日本版 |
|---|---|---|---|
| 外画面/内画面 | 5.4/7.6インチ | 約5.5/7.6インチ | 約6.5/8.0インチ |
| 最大リフレッシュレート | 両画面120Hz | 両画面120Hz | 両画面120Hz |
| 閉じた寸法(高さ×幅×厚さ) | 117.8×84.1×11.3mm | 約124×82×9.7mm | 約158×73×8.9mm |
| 開いた寸法(高さ×幅×厚さ) | 117.8×164.6×5.2mm | 約124×161×4.5mm | 約158×143×4.1mm |
| 重量 | 254g | 約201g | 約215g |
| SoC | A20 Pro | Snapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxy | Snapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxy |
| 出荷時OS | iOS 27.1 | Android 17/One UI 9 | Android 17/One UI 9 |
| RAM・容量 | RAM非公表/256GB〜2TB | 256・512GBは12GB RAM、1TBは16GB | 256・512GBは12GB RAM、1TBは16GB |
| 背面カメラ | 48MP主+48MP超広角 | 50MP主+50MP超広角 | 200MP主+50MP超広角+10MP望遠 |
| 独立した望遠カメラ | なし(主カメラによる2倍光学品質) | なし | 3倍光学望遠 |
| 電池容量/動画再生公称値 | mAh非公表/外画面44時間・内画面31時間 | 4800mAh/最大約26時間 | 5000mAh/最大約27時間 |
| 有線/無線充電 | 60W以上のアダプタで約20分で50%/最大25W | 最大45W/最大20W(参考:香港公式値) | 最大45W/最大20W(参考:香港公式値) |
| 防塵・耐水 | IP68 | IP48 | IP48 |
| 同時使用SIM | eSIM+eSIM | nano-SIM+eSIM、またはeSIM+eSIM | nano-SIM+eSIM、またはeSIM+eSIM |
| ペン | Apple Pencil USB-Cは2026年後半対応予定 | Sペン非対応 | Sペン非対応 |
Fold8の内画面はDuoと同じ7.6インチですが、公称重量は201gでDuoより53g軽く、閉じた厚さも9.7mmと1.6mm薄くなっています。片手で持つ時間が長い人には、画面の対角サイズ以上に気になる差です。ただし画面比率や解像度が違うため、同じ7.6インチだから表示内容まで同じとは限りません。
望遠撮影を重視するならUltraも候補になります。Fold8とDuoには独立した望遠カメラがなく、Ultraは専用の3倍望遠を備えます。一方、UltraはFold8と同じ横長の小型外画面ではありません。持ち方や閉じたときの操作感まで含め、どちらの形が欲しいかを先に決めたいところです。
Samsungの両機種ともSペンには対応しません。DuoのApple Pencil USB-C対応も2026年後半の予定なので、発売時から使える機能として数えないことが大切です。防塵等級もIP48とIP68で異なり、同じ耐水等級8だから防塵性能まで同じではありません。
充電の45W/20WはSamsungの香港向け公式仕様表による値です。Duoの60Wは急速充電の試験に使うアダプタの条件で、本体の最大入力を意味しません。充電器や温度、残量によって充電速度は変わるため、この数値だけで充電時間の順位を付けることはできません。
SnapdragonとA20 Proの優劣は、チップ名や製造プロセスだけでは決まりません。ゲームの持続性能、アプリごとの処理速度、写真の仕上がりは実機比較が必要です。動画再生時間も各社の試験条件が異なるため、数字を割って実使用時間の差とすることはできません。
日本語とGoogleサービスを普段どおり使えることが大きい
Samsungの日本正規販売モデルは、日本語UIと日本語キーボード、Google Playを含むGoogle系サービス、おサイフケータイに対応しています。日本語入力はQWERTY配列やテンキーのフリック入力を選べます。中国向け端末でGoogle環境の追加導入や言語設定の調整から始める場合と違い、日本で日常的に使うための環境が用意されていることは大きな強みです。
両機種はAndroid 17/One UI 9を搭載し、Geminiとの連携にも対応します。ただし、発表されたAI機能のすべてが日本語で同時に使えるわけではなく、Geminiのオートメーションには提供地域・言語の条件があります。日本語表示やGoogleサービスへの対応と、個々の新AI機能の提供範囲は分けて考える必要があります。日本SIMフリー両機種のセキュリティサポート終了日は2033年7月31日と案内されています。
デュアルSIM特集として見逃せないのは、日本版でも物理nano-SIM1枚を残せる点です。物理SIM+eSIMと、eSIM+eSIMのどちらも選べます。Duoへ移行するために物理SIMをeSIMへ変更する手間を避けたい人には、Fold8のほうが扱いやすい場合があります。ただし物理SIM2枚の構成ではありません。
香港版の表は海外で購入する場合の価格参考で、日本仕様をそのまま当てはめるものではありません。Samsungは海外・並行輸入モデルのおサイフケータイ非対応を案内しています。SIM構成や対応周波数、保証も購入地域の型番で確認する必要があり、日本での使いやすさを優先するなら、国内正規版が選びやすいでしょう。
Duoに払う差額は、折りたたみだけではなくiPhoneを続ける価値
日本語やGoogleサービスを重視する日本人にとって、Samsungは中国向けXiaomi・HUAWEIとは購入判断が変わります。国内版Fold8は、横長の折りたたみ、軽い本体、日本向けの利用環境をDuoより安く手に入れたい人の有力候補です。望遠やさらに大きな画面が欲しいなら、追加26,900円のUltraも比較できます。
それでもDuoを選ぶ理由は、iOSのアプリ、Apple Watch、Macとの連係、これまでの購入や設定を引き継ぎながら折りたたみへ進めることにあります。Androidで問題なく暮らせる人と、iPhoneの環境を維持したい人では、約9.5万〜11万円の差額の受け止め方が違うはずです。「折りたためるiPhoneが欲しい」のか、「使いやすい折りたたみスマートフォンが欲しい」のかで、結論は変わります。
中国本土版・香港版は買いなのか
物理SIM2枚を残したい人
今回の対象3機種なら、中国本土版18 ProまたはPro Maxです。中国と日本など、2本とも物理SIMで維持したい人には明快な選択肢があります。しかも今回からeSIMへの移行も選べます。ただし、本土版の機能制限と海外eSIMの条件を含めて受け入れられることが前提です。
中国の物理SIM1枚と海外eSIMを使いたい人
香港版・台湾版Proが分かりやすい組み合わせです。中国本土の物理SIMを残し、旅行先や日本の回線をeSIMで切り替える使い方に合います。香港版は今回の為替では日本版より安いものの、日本版と対応バンドが完全に同じではありません。
中国本土版Proでも物理+eSIMを選べますが、SIM構成が同じだから運用条件も同じ、と考えないこと。Apple IntelligenceやFaceTimeをよく使う人にとっては、物理SIMスロット数以外の差が大きくなります。
日本の回線をeSIMへ移せる人
日本版は物理SIMを使えませんが、対応回線へ移行できるなら普段の運用は整理しやすくなります。日本向けのバンドもそろいます。一方で、旅行先で買った物理SIMをその場で差す方法は失われます。契約中の回線がeSIM転送や再発行に対応するかが、買い替え前の確認点です。
iPhone Duoを選ぶ得失と、買い替えの判断
Duoの利点は、7.6インチの画面を閉じて持ち歩けることです。地図と予約情報、資料とメモ、動画など、開いて使う場面が多ければ、Proとは違う価値があります。A20 Proを搭載し、認証はサイドボタンのTouch ID。Apple PencilのUSB-Cモデルへの対応は今年後半の予定なので、購入直後からの利用を前提にしないようにします。
代わりに、物理SIMはどの地域でも使えません。中国本土の番号をeSIMで維持したいなら本土版A3721が候補ですが、香港版・日本版と同じAI条件にはなりません。折りたたみ画面のために購入地域を変えても、SIMトレイは増えないのです。
カメラもProそのものではありません。Duoは48MPのメイン・超広角を備えますが、専用の望遠カメラはありません。主カメラによる2倍の光学品質ズームと、別の望遠レンズは分けて考える必要があります。Proの可変絞りをDuoにもあると読み替えないでください。
価格差も小さくありません。日本の256GB同士ならDuoはProより145,000円、Pro Maxより125,000円高くなります。この差は同じA20 Proを買う追加料金というより、開いて使える画面への追加投資です。写真が中心ならPro、持ち歩く大画面が必要ならDuo、という判断の軸になります。このPro Maxに対する125,000円の上乗せは、今回の日本価格では256GBだけでなく、512GB・1TB・2TBでも同額です。
前年の日本価格と比べても負担は増えています。旧特集に記録した256GBの価格は17 Proが179,800円、17 Pro Maxが194,800円でした。今回の18 Proは219,800円で40,000円増、Pro Maxは239,800円で45,000円増です。同じ日本の税込・同容量での比較なので、海外価格の円換算と違い、為替の動きによる差ではありません。新しいカメラや電池にこの差を払う価値があるかが、買い替えの判断になります。
すでに香港版iPhone 17 Proを物理SIM1枚+eSIMで使えているなら、18 Proへ替えてもSIM構成そのものは大きく変わりません。カメラや電池、必要な機能に不満がなければ、SIMだけを理由に買い替える必然性は薄いと思います。逆に、物理2枚を残したままeSIMへ段階的に移りたい人には、本土版18 Proの変化が意味を持ちます。
ここで比べているのは発表・販売資料の仕様で、折り目の経年変化、故障しやすさ、実際の電池持ちまで検証した結論ではありません。
私なら、最初に「絶対に残したい電話番号」と「物理SIMでなければ困る回線」を書き出します。その答えが決まってから国別価格を見るほうが、安さに引かれて使えない回線を抱える失敗を避けやすいでしょう。折りたためる本体を買う前に、回線の都合まで折り畳めるかを確かめたいところです。
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記事は以上です。
(記事情報元:Apple・地域別通信モデル、Apple・iPhone 18 Pro中国本土仕様、Apple・iPhone Duo中国本土仕様、Xiaomi 18 Fold 公式仕様、HUAWEI Pura X Max 公式仕様、HUAWEI Pura X Max 公式価格、Samsung Galaxy Z Fold8・Ultra 公式比較、Samsung 日本公式価格。画像:Apple)
