iPad Airは今年は更新されず、iPad miniも小幅なアップデートに終わる?

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iPad-Air

台湾のメディアDigitimesにて、iPad Airが今年は更新されないというニュースが流れている。

以前の情報と違うのは、Digitimesは今年のiPad mini 4にもそれほど大きなアップデートがなく、現行のiPad mini 3に比べて非常にシンプルなアップデートに終わるだろうとしたことだ。ちなみにiPad mini 3はその前のiPad mini 2に比べてカラーバリエーションが増えたことと、Touch IDを搭載しただけの差で、内部のスペックについては全く変わりがなかったからだ。

なお、今回のDigitimesの報道ではこれまでさんざん噂になっているiPad Proについては触れられていない。iPad AirやiPad mini 4について触れているにもかかわらず、これほどホットな話題となっているiPad Proについて触れられていないのは少々意外だ。

Digitimesによれば、タブレットデバイスの販売台数は下降する一方で、タブレットデバイスのメーカー達は別の新しい受注、例えばスマートフォン、ウェアラブルデバイス、または自動車関連デバイスなどを探しているという。そしてこのタブレットデバイス不調の傾向は暫くはひっくり返すことができないと予測されている。

Appleは毎年10月に新製品発表スペシャルイベントを開いてiPadなどタブレット製品の新製品或いはアップデートを発表するのが恒例となっているが、最新の情報では、Appleは今年はその慣例を破って9月(現在のところ現地時間9月9日説が有力)の次世代iPhone【iPhone 6s】の新製品発表スペシャルイベントにて、最新のiPad製品を発表するものとみられている

画蛇添足 One more thing…

台湾Digitimesの情報はテック系のメディアによく採り上げられるとはいえ、当たるも八卦当たらぬも八卦という感じなので、あまり本気で受け止める必要はないかもしれない。

個人的には去年あまりのアップデート内容のひどさにユーザをがっかりさせたiPad mini 3が今年はもう少し性能がアップデートすることを望んでいるが(とはいえ実はiPad mini 3を今年になって買ったのであんまりアップデートして欲しくないという気持ちも半々)、iPad miniの市場がiPhone 6 Plusや次世代のiPhone 6s Plusなどの大型携帯電話ファブレット(Phone+TabletでPhablet)と呼ばれる自社デバイスと市場がかぶるだけではなく市場を食われている状態で、しかもiPhoneの方が断然利益率が高いのははっきりしているため、iPad miniは今後縮小するか製品ラインから削除していく傾向にあるのではないか、というのが昨年のしょぼいアップデートに関する業界の憶測でもあった。

iPad miniに需要が全くないわけではないと思うが、正直iPad mini(iPad Air含む)は製品完成度が高い上に電池の持ちも悪くならず、スマートフォンのように通信規格がめざましくアップデートするわけでもなく(売れているのはWi-Fi版)、基本的に買替え需要がそれほどないのと、もう1つは上記の通り自社のiPhone 6 Plusに市場をとられていることから、今後もそれほど力を入れられることはないのかもしれない。

しかしそれだけiPad AirやiPad miniのアップデートが寂しいものになるということであれば、余計iPad Proに注目が集まるところであるが、果たして本当に今年iPad Proが発売されるかどうかは今のところ確実な情報はない。

記事は以上。

(記事情報元:DigitimesWeiPhone

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