Digitimes: Apple、2019年のiPhoneからUSB-Cコネクタ採用、Lightningを廃止か

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以前、ChargerLabからの情報で、Appleは今年iPhoneの充電器をアップデートして、これまでのUBS-AコネクタからUSB-Cコネクタに変更するという情報がありましたが、その時iPhone側のコネクタはLightningのままとされてきました。しかしそこで重要だったのは、高速充電に対応し、出力が18Wになっていたことでした。そして昨日、台湾のDigitimesが、来年AppleのiPhoneからはLightningコネクタが廃止され、USB-Cコネクタが採用されると報じています。

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Digitimesは台湾や中国を中心としたAppleのサプライチェーンと繋がりが強い、これまで多くの未発表デバイスの情報をリークしてきた比較的信憑性の高いメディアです。そのDigitimesが、Appleは来年2019年のiPhoneにUSB-Cコネクタを採用し、Lightningコネクタの使命が終了するというのです。

Appleはこれまで、iPhoneを含むモバイルデバイスには専用のコネクタを採用してきました。2007年の初代iPhoneにも、iPodから継承された30ピンコネクタが採用され、2011年のiPhone 4sまでそれが続きました。2012年のiPhone 5からLightningコネクタが採用されました。これによって、大量の30ピンコネクタを採用した周辺機器(ケーブル、スピーカー等)が使えなくなることで、ユーザーからは批判が噴出したのは今でも記憶に新しいところです。

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初代iPhoneからiPhone 4sまで採用されていた30ピンコネクタ。

そして2012年から2019年には既に7年の時間が経つことになり、USB-Cコネクタを採用することは確かに悪くない選択だともいえます。既にMacBookやMacBook ProにもUSB-Cコネクタが採用され、iPhoneの充電器もUSB-Cに対応すれば、部品の共有化が可能となり更に便利になるともいえます。

しかし、そこで疑問が湧き上がります。。Appleはそこまで簡単に、Lightningコネクタによる少なくない収入を手放すでしょうか?もしiPhoneがUSB-Cコネクタを採用したとしたら、サードパーティ製のケーブルや充電器が使い放題となります。もしAppleがUSB-Cコネクタ上にもMFi認証を搭載すれば別ですが、恐らくそれは難しいでしょう。ただ、Appleは昨年のiPhone XとiPhone 8から既にワイヤレス充電機能を搭載しており、またAirDropやAirPlayなど、無線機能が強化されているため、有線ケーブルの意義は薄まっているという見方もできるかもしれません。LightningもUSB-Cコネクタも、表裏の区別がないため、挿し間違いが発生しないのがいいところではあります。EU(欧州連合)からも、USB-Cコネクタの採用を迫られていたという背景もあるかもしれません。

Digitimesは、iPhoneへのUSB-Cコネクタの採用は来年2019年になるとしています。ただ、冒頭の18Wの高速充電可能なUSB-Cコネクタ充電器が今年の3機種の次期iPhoneから採用されるという情報が本当であれば、今年のiPhoneのみUSB-Cコネクタ-Lightningコネクタケーブルが付属されるということになるかもしれません。

そして、今後Magic MouseなどからもLightningコネクタが廃止されていくのでしょうか。。ケーブルの切替が面倒になりそうですね。

記事は以上です。

(記事情報元:Digitimes

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