あなたの周りには、ディスプレイにひびが入って破損したApple Watch Series 2あるいはApple Watch Series 3のアルミモデルが眠っていないでしょうか?本日公式に発表されたAppleの新しい無償交換プログラムでそれらが救われるかもしれません。
本日公開されたアップルのサポート文書では、このように書かれています。
Apple has determined that, under very rare circumstances, a crack may form along the rounded edge of the screen in aluminum models of an Apple Watch Series 2 or Series 3.
Appleは、非常にまれな状況下で、Apple Watch Series 2またはSeries 3のアルミニウムモデルで、画面の丸い縁に沿って亀裂が発生する可能性があると判断しました。
Appleの新しいスクリーン交換プログラムでは、2016年9月から2019年9月の3年間に販売されたApple Watch Series 2及びSeries 3のアルミモデルに存在する、特定の種類のスクリーンクラックを対象としています。
特殊なクラックとは、以下の画像のような画面の周縁の丸みを帯びた部分に一部或いは全体に発生するクラック(欠け、ひび)で、それ以外の偶発的な損傷はカバーされないということです。また、ステンレスモデルやセラミックモデルもサポートされません。ということは、これはサファイアガラスではなく、Ion-Xガラス(強化ガラス)製のディスプレイのみにこの問題が発生するということになりそうです。
これは恐らく、2019年10月以降には、これらのモデルが販売ラインナップから外されるか、或いはディスプレイに対策が施されたものを販売し続けるかどちらかになります。或いはAppleは無償交換プログラムの対象を拡張して、将来販売モデルを更に含めるようにするかもしれませんが、これまでのAppleのやり方としては無償交換プログラムの延長はあまりなく、9月には次世代Apple Watch Series 5が販売されると予測されることから、現在まだ販売されているApple Watch Series 3モデルは淘汰されると考えるのが妥当でしょう。また、現行最新のApple Watch Series 4ではこの問題が発生しないので、Series 4のアルミモデルでは対策されていると考えることもできます(或いは、経時変化で少なくとも1年以上が経過しないと現れないのかもしれません)。
というわけで、該当機種のApple Watch Series 2と3のアルムモデルでディスプレイの周辺でひびが入っているように見える場合、AppleはApple Storeあるいは正規のサービスプロバイダーが無料で画面を交換するということになりました。
なお、このプログラムは、Apple Watch Series 2およびSeries 3の対象となるアルミモデルを、ユニットの最初の小売販売後3年間、またはこのプログラムの開始日から1年間のいずれか長い方で対象としています。となると、この無償交換プログラムの提供期間はApple Watch Series 2、3共に記事更新時からあと1年1ヶ月ということになりますね。
該当のApple Watchをお持ちの場合、Apple Storeに直接持ち込むか、または郵送することもできますし、正規サービスプロバイダに連絡することもできますので、すぐに連絡してみてはいかがでしょうか。交換後、5営業日で返してくれるそうです。Apple Watch Series 2は私はステンレスモデルですが十分現役で使えるモデルだと思います。
記事は以上です。
(記事情報元:9to5Mac)