昨日リリースされたばかりのAppleの最新版iOS「iOS 10.3」正式版。多くの人から明らかに様々な処理スピードがサクサクになったという評判があがっており、その原因として今回iOS 10.3で新たに導入された、実に20年ぶりに更新されたファイルシステム「Apple File System(APFS)」のおかげではないかという推測がなされていた。
AppleのエンジニアがiOS 10.3のUIがサクサクしているからくりを暴露
iOS 10.3では多くのUIの更新や性能の改善が図られていて、iPhoneとiPadが従来のiOS 10.2.1に比べても速く感じるようになっている。では、具体的にはどんな改善が行われたのだろうか?
なんとAppleのエンジニア、Renaud Lienhart氏がTwitterにて、そのからくりについて語っている。
iOS 10.3 feels “snappier” because many animations were slightly tweaked & shortened, for the better.
— Renaud Lienhart (@NotoriousBUGS) 2017年3月28日
Lienhart氏の解説によれば、iOS 10.3が快適に感じるのは、多くのアニメーション(動画)処理を調整したり短くしたりしたからだという。
脱獄Tweakと同じからくりということ
となればこれは、脱獄Tweakの”Fake Clockup”または”No Slow Animations”と同じような効果ということになり、”Fake Clockup”や”No Slow Animations”ほどの劇的な効果はないものの、やはりApple公式が脱獄Tweakからインスピレーションを得ている確固たる証拠といえるのではないだろうか。
画蛇添足 One more thing…
もっと多くを望めば、脱獄Tweakの”Fake Clockup”や”No Slow Animations”と同様、設定で動画の速さを調整できるようにして欲しいのだが。。
記事は以上。
(記事情報元:The Verge)