Apple【iPhone 8】の電源ICはPower Integrations社製品採用、急速充電が可能に

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Invester’s Business Dailyが先日6月27日に、電源コントロールチップメーカーのPower Integrations社(NASDAQ: POWI)が、米Apple社(NASDAQ: AAPL)の次世代iPhoneのサプライヤーに選定されたというニュースを流したところ、Power Integrations社の株価が急上昇しました。

Power Integrations Stock

Rosenblatt Securitiesのアナリスト、Jun Zhang氏によれば、Appleは次世代iPhone【iPhone 8(仮称、iPhone Edition、iPhone Xとも)】に、Power IntegrationsのInnoSwitch電源ICを採用し、それによってiPhoneに急速充電機能を追加するとしています。

Jun Zhang氏の顧客向けレポートによれば、Power Integrations社の製品が入ることによって、これまでのON SemiconductorとNXPIの提供だった電源ICのシェアを奪いとることになりそうです。Power Integrationsは今後毎年、Appleに対して2.5億個ものアダプタユニットを提供するものとみられ、またこれらの受注は、同社に2018年の収入と一株あたりの利益に25%の成長をもたらすと予測されています。

特筆すべきことは、Power Integrations社の製品は実は現在既に中国国産スマホメーカー、Oppoの端末に既に採用されており、急速充電機能を既に実現していることです。Jun Zhang氏によれば、急速充電は今後スマートフォンの標準機能になるとされていて、その性能はWi-Fiワイヤレス充電を遥かに凌駕するため、Power Integrationは急速充電ブームの恩恵を受けることになりそうです。

私は個人的には現行のiPhone 7/7 Plusの充電も、2Aで行えば遅いと思ったことはないのですが、もっと早くなるのであればそれはそれでいいですね。ただ、ワイヤレス充電についてもできれば採用してほしいところです。噂では、搭載されるとのことですが。。しかし、今回シェアを奪われたON SemiconductorとNXPIにとっては災難でしたね。やはりApple、特にiPhoneのサプライヤーになるというのは、諸刃の剣といえるでしょうね。

記事は以上です。

(記事情報元:Invester’s Business Daily

 

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