Appleは本日、iOS 10.3.1の認証、SHSHの発行を打ち切りました。その結果、iTunesでの復元では、正式リリース版では、アップグレード或いは同バージョン復元を含め、iOS 10.3.2にしか復元できなくなります(これまで可能だったiOS 10.3.1へのダウングレードも不可能になります)。
先月、AppleはiOS 10.3.2をリリースしました。そしてこの現在最新版のiOS 10.3.2をリリースして一ヶ月後に、以前のバージョンのiOS 10.3.1の認証が打ち切られたことになります。
最新バージョンがリリースされると過去のバージョンの認証を打ち切るというのはAppleのこれまでのやり方と同様で、これによってセキュリティや安定性が改善された最新版が常に用いられることで、iPhoneやiPadなどiOSデバイスは高い最新バージョンへのアップデート率を誇っています(復元すると強制的に最新版になるからです)。
特に、脱獄フリーク(JBer)にとっては、まだ最新版が脱獄できないため、できるだけバージョンは低く保っておいた方がいいところがありますが、これでiOS 10.3.1への復元は無理になりました。
ただ、今回のiOS 10.3.1の認証は1ヶ月という異常に長い時間打ち切られませんでした。その理由は明らかになっていませんが、特に法則性や確固たる理由がないため、どうやらAppleの気まぐれでやっているのではないかというのが定説になっています(忘れていたとか?)。
なお、現在iOS 10.3はベータ版がiOS 10.3.3 beta4までリリースされており、そろそろiOS 10.3.3の正式版がリリースされるのではないかと見られています。
また6月頭にAppleが主催したWWDC17(世界開発者会議 2017)の基調講演で発表された、次世代iOS 11は、現在パブリックベータ版(beta 2相当)がリリースされています。
予備のデバイスがある人は、iOS 11のパブリックベータ版を入れてみても面白いかもしれません(不具合が多く残っているので、メインのデバイスでは行わないことを推奨します)。
記事は以上です。