ラグジュアリー路線は成功するか?ファーウェイがスマートウォッチをMWCで発表か

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MWC(Mobile World Congress)が間もなく3月2日〜5日にスペイン・バルセロナで開催される予定で、各メーカーはこのイベントに向けてモバイル製品を着々と準備している。

その中でも中国のメーカー、ファーウェイ(HUAWEI、華為)はMWCトップページでもGTIやIBMと共にリンクが張られているほど注目されているが、そのファーウェイが数日前に2つのオフィシャル動画をリリースしており、その中には新製品とみられるスマートウォッチが映っていることから、このスマートウォッチはMWCにてお披露目されるのではないかとみられている。

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HUAWEI Watch、既に準備中のMWC会場で情報がリーク

昨日、MWCが開幕される前に既にとあるメディアが、準備中の会場でファーウェイのスマートウォッチのポスターを発見しそれがアップされてしまった。その画像からは、ファーウェイのスマートウォッチはラグジュアリーな雰囲気を持っており、円形ベゼルを採用していることがわかる。そしてこのスマートウォッチは”HUAWEI Watch”と命名されているという。

HUAWEI Watchの動画

本日、YouTubeでHUAWEI Watchの動画が2つほど公開されている。動画を見れば、この製品が高級・ラグジュアリー製品路線であることがわかる(ちなみにニュースソースでは公式チャンネルに2つ上がっていると書いているが、現在は消されていて、最新のものはMWCに向けての動画のみとなっているため、他のメディアからの投稿のものを2つご紹介)。

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上記のうち、1つめの動画では、デザイナーがスマートウォッチは普通の”腕時計”に回帰すべきだと語っており、そういうわけでファーウェイは円形ベゼルとファッショナブルな形状、そしてリューズを着けたということのようだ。確かに、外観上は普通のクォーツの時計と何ら違和感がない

またHUAWEI Watchの風防ガラスにはサファイアガラスが用いられ、直径は42mmとなっており、これはラグジュアリーウォッチに最もぴったりな大きさだという(ちなみにApple Watchも38mmと42mmとなっている)。この大きさは、ビジネス、カジュアル、スポーツのどんな場面でも、また女性にも問題なくつけられる大きさだという。同時に、HUAWEI Watchはベルトの交換も可能で、金属ベルトでも革製ベルトでも選択可能で、寸法上でも男女別になっているという。

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またHUAWEI Watchは心拍数、温度、スポーツセンサーなどのセンサー類を搭載、OSはAndroid Wearで、多くのデータ追跡や通知をすることができるという。もちろんGoogle Nowもサポートしている。

ファーウェイはこのスマートウォッチをラグジュアリー製品に仕立て上げたいようだが、価格や詳細スペック等は、MWC上でのファーウェイの公式発表を待った方が良さそうだ。

画蛇添足

正直、HUAWEI Watchの動画や写真上に映っている画面についてはAndroid Wearのものなので新鮮みを感じない。
問題はこの時計本体だ。私個人の感想としては。。正直ダサいと思う。。ラグジュアリー製品のような値段を出して買いたいとは絶対に思わない。だいたい、いかにかっこよくても数年で陳腐化するスマートウォッチなどの電気製品をラグジュアリー製品と同じ値段で買おうとは思わない。ラグジュアリー製品は一生モノだからこそ、高いお金を払って買う価値があるのである(とはいえ、高級機械式時計も4〜5年に一度のオーバーホールが必要で一生モノとはいえ中身は入れ替えるのだが)。

別にスマートウォッチの機能はいらないから、このレベルの外観ならスウォッチくらいで十分じゃないかと思ってしまったりするが、いかがだろうか。Apple Watchに追随してスマートウォッチをラグジュアリー路線に持って行きたい気持ちはわかるが、ファーウェイでそれが成し遂げられるかは。。製品そのものを見れば明らかなのではないだろうか。

またもう1つ気になる点は、中国国内(大陸地区、内地)ではGoogleのサービスはすべてアクセス規制されているため、中国で販売されている母艦のAndroidはすべて中国用にカスタマイズされている。ということは、スマートウォッチにも中国国内独自サービスとの連携が必要となるため、海外版と中国版は違うということが、Android端末と同様に起こりうるということだ(Android Wear中国版ということ)。ファーウェイは中国企業として、中国国内ではどんなUIを採用するのか、それも気になるところ。

ちなみにファーウェイといえば、英語表記のHUAWEIをどう発音する?という動画が面白い。フーアーウィーとか、フーエイウィーなどの発音が聞かれる。

実際ファーウェイという日本語カタカナ語表記もちょっと変で、実際中国語のピンインではHua2Wei2で、ホァ↗ウェイ↗というのが正解ではあるのだが。
YouTube動画のコメントに、「そうじゃない、MAL−WAREって読むのさ」というのがトップにあるのが何とも。。

記事は以上。

(記事情報元:iFanr

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