ナイトライダーの世界が実現するかも?TeslaのApple Watch用アプリが開発中

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TeslaとAppleが手を組んだら最強コンビになるかもしれない?

Tesla_Apple-Watch

電気自動車メーカーのTeslaが、Apple Watchアプリに参加!?

Apple Watchがまもなくリリースされるが、それに合わせて多くの専用アプリもリリースされると見られている。電気自動車のメーカーとして有名なTesla(テスラ)もその中で最初にApple Watch用アプリをリリースする会社となるかもしれない。なぜなら既にとあるデベロッパがTeslaに対応したApple Watch専用アプリを開発しているからだ。

Tesla_AppleWatch_ELEKSlabs_62_meitu_1

Apple Watch用の開発環境は去年12月から提供される

先週、Appleは2015年1Q(財務年度)の財務レポートを発表し、その後の電話会議上でCEOのティム・クック(Tim Cook)が今年4月にApple Watchをリリースし、研究開発や製造はそれに合わせて計画通り進んでいると発表している。

昨年12月には、AppleはiOS8.2 beta3をiOSデベロッパ向けにリリースし、同時に開発ツールXcode6.2 beta3も提供開始した。この2つの主な更新内容はWatchKitのサポートで、Apple Watch用のアプリ開発を可能としたものだった。

Eleks Labsが既にTeslaのApple Watch用アプリのテスト版の動画を公開

サードパーティのデベロッパ”Eleks Labs“がテスラのために、早速そのWatchKitを使ってApple Watch専用アプリを開発した。このアプリを使うことでApple WatchでTesla Model Sをコントロールできるようになるという。例えばドアの鍵を開けたり、ロックしたり、車内温度をブロック毎に設定できたり、照明をオン・オフできたり、GPSでの位置を確認したり。。

Youtubeに公開された以下の宣伝動画では、Tesla Model Sのバッテリー残量や走行距離などの情報も表示できるようだ。

WatchKitの制限によってまだまだサードパーティ製アプリ開発が困難

しかし、このアプリの開発はどうやら難航しているようだ。Eleks Labsのモバイル業務デベロッパのMarkiyan Matsekhによれば、Appleの開発キット(Xcode 6.2のWatchKit)の制限によって、TeslaのApple WatchアプリはApple Watchのコンパス、加速度センサー、スピーカー、マイク等のハードウェアにアクセスできないという。

制限はそれだけではなく、サードパーティのデベロッパはApple Watchのタッチパネルの大部分の機能をまだ使用することができない。例えば、Force Touch。この技術はユーザがタッチパネルを触る強度を感知するもので、その強さによって端末の反応が変えることを可能とする。しかし現在のところApple Watchのデベロッパに許された機能はショートカットメニューを表示することだけだ。というわけで、現在のTeslaアプリのテストバージョンは実はiPhone上で実行されており、単にApple Watchに情報を表示しているだけにすぎない。つまりiPhoneとApple Watchの距離が離れてしまうと使いものにならないのだ。

“簡単にいえば、Apple Watchは単なるiPhoneに付属するセンサーのようなもので、Apple Watch単体では何もできないのさ。現状では、iPhoneと繋がっていないApple Watchは役に立たないおもちゃのようなものだってことだね”とMarkiyan Matsekhは語っている。

WatchKitはまだまだ始まったばかり、いずれはサードパーティアプリ開発も盛んに

とはいえ、Eleks LabsはApple Watchのアプリ開発段階で非常に重要な一歩を踏み出したといえる。Markiyan Matsekhも、新しいデバイスのアプリ開発初期段階はすり合わせ期間が必要だとしている。

iPhoneやiPadがリリースされた当時のアプリ開発も同じように制限ばかりだったことを思い返せば、Apple Watchのアプリ開発もいずれは百花繚乱の時代が訪れるのではないだろうか。

画蛇添足

車を腕時計でコントロールする。。これは正に小学校の頃にはまった(年がバレる。。)アメリカのテレビ番組”ナイトライダー(Knightrider)“の世界だ。

KnightRider_comlink1

ドリームカーK.I.T.T.(ナイト2000)を、主役のマイケル・ナイトが腕時計のコム・リンク経由で離れたところから操作したり、逆にK.I.T.T.からコムリンクの近くにあるものに対して何かを仕掛けたり、と未来的な内容だったが、後者は無理としても前者はかなりいけそうだ。
自動駐車機能は既に車に備わっている。あとは自動操縦(運転)機能が揃えば、もうほとんどナイトライダーの世界が実現するかもしれない。

■劇中に登場する”コムリンク(Comlink)”。時代を感じさせるデザインだが、シンプルでかっこいいかも。。しかしマイケル(デビッド・ハッセルホフ)って毛深いよねえ。。
KnightRider_comlink2

■K.I.T.T.(ナイト2000)のレプリカ。本気で欲しいと思った時期もあったなあ。。
Knight2000_KITT

そういう意味では、Apple Watchも使い方によっては非常に魅力的なものになるかもしれない。でも、まずは対応した車を買わなくてはいけないか。。笑

Apple Watchそのものよりも、サードパーティの魅力的アプリに期待したいところ(後半は恐らくAppleもそう願っているはずだ)。

記事は以上。

(出典元:iFanr

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