数日前にネット上で、
iOS6〜7の完全脱獄ツール「evasi0n7」の開発元の脱獄ハッカー集団”evad3rs”の解散の噂が流れた。
この噂の理由として挙げられたのは、
iOS7.1によってevad3rsの手元にあった脱獄に使うためのセキュリティホールが全て塞がれ、
八方塞がりになってしまったからだということだった。
またその噂の中には、evad3rsが解散した後も、
その元メンバー達は脱獄業界の中で活発に動き回っており、
新たに協力できるハッカーを探しているというものまであった。
このevad3rs解散の噂が流れたため、
海外メディアがevad3rsのメンバーの内の1人で著名なハッカー@pod2gに連絡をとり、
その事実確認のためにインタビューを試みたところ、
pod2gの答えは「その噂は全くのデタラメ」とのこと。
少なくとも彼らには解散の計画さえないという。
またevad3rs公式twitterアカウントにも解散のことは全く触れられていない上に、
まだメンバーの名前もしっかり残っていることも、
噂の否定の証拠となると述べているという。
ところでiOS7.1.xの脱獄状況についても、
@pod2gは以前の海外メディアのインタビューに対して、
「実はどんなことだって起こりうるさ。
例えば1ヶ月以内に脱獄ツールをリリースことができるなら、
我々だってリリースすることを選ぶ。
でももし脱獄ツール開発に3ヶ月かかるようだったら、
我々はiOS8のリリースを待ってからツールをリリースする可能性の方が高いよ。」
と述べている。
現在の段階でまだiOS7.1以上対応の脱獄ツールがリリースされていないということは、
恐らくiOS8以降に見送ろうという判断になったと思われる。
ちなみにiOS8は来月6月に行われるWWDC2014にて発表されるとみられている。
記事は以上。