少々情報が遅くなった。
以前の記事で、
iPhone3G・3GSをSIMロック解除をするために、
敢えて不具合が多く不安定なiPad用のベースバンド(以下BB)06.15.00を入れている人が、
定番のSIMロック解除ツール「ultrasn0w(Cydiaアプリ)」で解除可能で、
上記iPad用ベースバンドよりも安定しているBB05.13.04にダウングレードすることができる
「redsn0w 0.9.14b1」を紹介した。
数日前、redsn0wが0.9.14b2にアップデートされ、
以下の点が修正・機能追加されたのでご紹介。
【修正点】
・iPhone3GSでBBのダウングレードに失敗するバグ
【機能追加】
・DFU IPSW機能
ベースバンド維持やダウングレードには、
iPhoneを一旦Pwned DFU Modeに入れてから、
redsn0wでIPSW(CFW)を適用する必要がある。
しかしホーム/スリープボタンが壊れていたり調子の悪いデバイスだと、
このDFU Modeに入るのが不可能または難しくなったりする。
今回のredsn0wのアップデートでは、
物理ボタンを使わなくても自動的にPwned DFU Modeに入れてくれる
「DFU IPSW」機能が追加された。
ボタンの調子が悪いiPhone3GS/3Gを持っている人には朗報だ。
以下はredsn0w 0.9.14b1とほぼ同様だがredsn0w 0.9.14b2の紹介。
【対象デバイス】
・iPhone3G(全機体が可能)
・iPhone3GS(機体は限られる、以下の注意書き参照)
※iPhone3GSは2011年34週より前に製造された機体に限る(iPhone3GSのSerial No.の3〜5桁目が134以降のものはNG)。
※上記以降の製造ロット品はそもそもiPad BB06.15.00を導入すると通信ができなくなるなど不具合が発生する。
【redsn0w ダウンロードリンク】
redsn0w 0.9.14b2 for Mac OS X
redsn0w 0.9.14b2 for Windows(管理者モードで実行すること)
【BBダウングレードの方法】
step 1:
上記でredsn0w 0.9.14b2をダウンロードする
step 2:
redsn0w 0.9.14b2を起動し、
Extras>Select IPSWと進み、
デバイスにインストールされているiOSのIPSWを選択
step3:
iPhone3GSの電源を切る(Slide to Power Off)
※この作業は非常に重要なので抜かさないように
step4:
redsn0wの最初の画面に戻り、
Jailbreakボタンを押す。
“Downgrade from iPad baseband”のチェックボックスをオンにし、
Jailbreakを進める(pwned DFUモードに入れてから脱獄)
Cydiaが既にインストールされている場合は、install Cydiaのチェックをオフにする。
step5:
脱獄が始まったら、
特にFlashing Basebandのステップに3〜8分ほど時間がかかるので、
ともかくひたすら待つ。
※以上で脱獄が完了したら終了だが、
電波を掴まない問題が発生した場合は以下のステップも。
step6:
Cydiaを起動し、
Manage>Packagesに進み、
Mobile Sustrateを探しタップする。
step7:
右上のModifyボタンをタップ。
step8:
メニューが出てきたらReinstallをタップ。
step9:
Continue Queringをタップ(Confirmは押さないように)
step10:
Cydia > Manage > Packagesにて、
ultrasn0wを検索し、
Modify > Reinstall > Confirmにて再インストールする。
step11:
自動的にMobile Substrateとultrasn0wが再インストールされるのを待つ。
完了すればOK!
なお実行は当然のことながら自己責任でお願いしたい。
私自身はiPhone3GSを手放してしまったため実験できていない。
質問は受付けかねるが、成功報告があればぜひコメントにて。
記事は以上。