本日2018年10月30日の新製品発表イベントで、MacBook Airのリニューアルが発表されました。
発表イベントが行われる前には詳細があまりリークされていなかったことから、発表された殆どの内容がサプライズで楽しかったです。しかし今回のMacBook Airの登場で、無印MacBookの存在意義が、ファンレスと軽さ以外はだいぶ薄れた感じがします。そして価格が少し上がったことから、だいぶ軽くなってきたMacBook Proとの差も縮まった感じがします。そんなわけで、無印MacBookと今回のMacBook AirとMacBook Pro 13インチ(それぞれプロセッサは最高スペック、価格は最低の比較)のスペック比較をしてみました。
購入時の参考にしていただければと思います。なお、内容は全て公式のものです。表全体を表示するには、できればコンピュータで表示してください。
MacBook 2017モデル | MacBook Air 2018モデル | MacBook Pro 2018 13インチ Touch Bar搭載モデル | |
ディスプレイサイズ | 12インチ | 13インチ | 13インチ |
ディスプレイ詳細 |
Retinaディスプレイ IPSテクノロジー搭載12インチ(対角)LEDバックライトディスプレイ 2,304 x 1,440ピクセル解像度、226ppi、数百万色以上対応 対応するスケーリング解像度:
16:10アスペクト比 |
Retinaディスプレイ IPSテクノロジー搭載13.3インチ(対角)LEDバックライトディスプレイ、2,560 x 1,600ピクセル標準解像度、227ppi、数百万色以上対応 対応するスケーリング解像度:
16:10アスペクト比 |
Retinaディスプレイ IPSテクノロジー搭載13.3インチ(対角)LEDバックライトディスプレイ、2,560 x 1,600ピクセル標準解像度、227ppi、数百万色以上対応 対応するスケーリング解像度:
500ニトの輝度 広色域(P3) True Toneテクノロジー |
認証 | – | Touch ID | Touch ID |
外部仕上げ | ゴールド・シルバー・スペースグレイ | ゴールド・シルバー・スペースグレイ | シルバー・スペースグレイ |
プロセッサ |
1.3GHz 1.3GHzデュアルコアIntel Core i5(Turbo Boost使用時最大3.2GHz)、4MB L3 オプション:1.4GHzデュアルコアIntel Core i7(Turbo Boost使用時最大3.6GHz)、4MB L3キャッシュに |
1.6GHzデュアルコアIntel Core i5(Turbo Boost使用時最大3.6GHz)、4MB L3キャッシュ | 2.3GHzクアッドコアIntel Core i5 オプション:2.7GHzクアッドコアIntel Core i7 |
ストレージ |
256GB PCIeベースオンボードSSD 512GB PCIeベースオンボードSSD |
256GB PCIeベースSSD
オプション:512GBまたは1.5TB SSDに変更可能 |
256GB SSD
オプション:512GB、1TB、2TB SSDに変更可能 |
メモリ | 8GB 1,866MHz LPDDR3オンボードメモリ
オプション:16GBに変更可能 |
8GB 2,133MHz LPDDR3オンボードメモリ オプション:16GBメモリに変更可能
|
8GB 2,133MHz LPDDR3オンボードメモリ
オプション:16GBメモリに変更可能 |
サイズと重量 | 高さ:0.35〜1.31 cm
幅:28.05 cm 奥行き:19.65 cm 重量:0.92 kg |
高さ:0.41~1.56 cm
幅:30.41 cm 奥行き:21.24 cm 重量:1.25 kg |
高さ:1.49 cm
幅:30.41 cm 奥行き:21.24 cm 重量:1.37 kg |
グラフィックスとビデオ | Intel HD Graphics 615
デュアルディスプレイとビデオミラーリング:本体ディスプレイで標準解像度、60Hzの外部ディスプレイで |
Intel UHD Graphics 617 Thunderbolt 3対応の外付けグラフィックプロセッサ(eGPU)に対応 本体ディスプレイで標準解像度(数百万色以上対応)と以下を同時サポート: 1台の外部ディスプレイで5,120 x 2,880ピクセル解像度、最大60Hzに対応 最大2台の外部ディスプレイで4,096 x 2,304ピクセル解像度、最大60Hzに対応 Thunderbolt 3デジタルビデオ出力 USB-C経由でDisplayPort出力に標準対応 アダプタ(別売り)を使用したVGA、HDMI、Thunderbolt 2出力に対応 |
Intel Iris Plus Graphics 655
本体ディスプレイで標準解像度(数百万色以上対応)
Thunderbolt 3デジタルビデオ
|
ワイヤレス |
Wi-Fi 802.11ac Wi-Fiワイヤレスネットワーク接続、IEEE 802.11a/b/i/nに対応 Bluetooth Bluetooth 4.2ワイヤレステクノロジー |
Wi-Fi 802.11ac Wi-Fiワイヤレスネットワーク接続、IEEE 802.11a/b/g/nに対応 Bluetooth Bluetooth 4.2ワイヤレステクノロジー |
Wi-Fi
802.11ac Wi‑Fiワイヤレスネットワーク接続、IEEE 802.11a/b/g/nに対応 Bluetooth Bluetooth 5.0ワイヤレステクノ |
充電と拡張性 |
USB-Cポートで以下の機能に対応: 充電 USB 3.1 Gen 1(最大5Gbps) DisplayPort 1.2ビデオ出力に標準対応 USB-C VGA Multiportアダプタ(別売り)を使用したVGA出力 USB-C Digital AV Multiportアダプタ(別売り)を使用したHDMIビデオ出力 |
2つのThunderbolt 3(USB-C)ポートで以下に対応:
充電 DisplayPort Thunderbolt(最大40Gbps) USB-C 3.1 Gen 2(最大10Gbps) |
4つのThunderbolt 3(USB-C)
|
カメラ | 480p FaceTimeカメラ | 720p FaceTime HDカメラ | 720p FaceTime HDカメラ |
キーボードとトラックパッド |
フルサイズキーボード: 12個のファンクションキーと4つの矢印キーを含む、独立型LEDバックライトキーを装備したJIS配列準拠キーボード(カスタマイズ構成オプションで米国仕様のUSキーボードを選択可能) 環境光センサー カーソルを正確にコントロールできる、圧力感知機能を搭載した感圧タッチトラックパッド(強めのクリック、加速操作、感圧スケッチ、Multi-Touchジェスチャーが利用可能) |
フルサイズキーボード: 12個のファンクションキーと4つの矢印キーを含む、独立型LEDバックライトキーを装備したJIS配列準拠キーボード(カスタマイズ構成オプションで米国仕様のUSキーボードを選択可能) 環境光センサー カーソルを正確にコントロールできる、圧力感知機能を搭載した感圧タッチトラックパッド(強めのクリック、加速操作、感圧スケッチ、Multi-Touchジェスチャーが利用可能) |
|
バッテリーと電源 | 最大10時間のワイヤレスインターネット 最大12時間のiTunesムービー再生3 最大30日のスタンバイ時間3 41.4Whリチウムポリマーバッテリー内蔵 30W USB-C電源アダプタ、 |
最大12時間のワイヤレスインターネット閲覧 最大13時間のiTunesムービー再生 最大30日のスタンバイ時間 50.3Whリチウムポリマーバッテリー内蔵 30W USB-C電源アダプタ、USB-C電源ポート |
|
価格 | ¥142,800から | ¥134,800から | ¥198,800から |
表を作って気付いたことは。。
- Appleは仕様(スペック)リストの並び方や表記方法が、MacBookシリーズで統一されておらず、それぞれ微妙に異なっています。スタイルシートも標準がないもよう。見出し表記になってたりなってなかったり、インデントつきになってたりついてなかったり、、この辺、統一した方がいいと思います。。笑
- 無印MacBookのワイヤレス仕様で、802.11iに対応と書いてますが、gの誤記ではないでしょうか。。笑
- 無印MacBookから、密かにゴールドがなくなって、ローズゴールドっぽい色がゴールドになっています。。
現在のところ、無印MacBookよりもMacBook Airの購入がおすすめとなりますが、その理由はMacBookと比べて以下のいくつかになります。
- ディスプレイが大きい
- バッテリーが長持ち
- ポートがUSB3ではなく、ThunderBolt 3になっていて、伝送速度が高速
- Touch IDが搭載されている
- FaceTimeカメラの性能がいい
- バッテリー持続時間が長い
- 価格がMacBookシリーズの中で最安値
ただ、デメリットとして少し重いというのがあります。薄くて軽いMacBook Airのはずが1.25kgもあり、MacBook Pro 13インチの1.37kgとほぼ変わりません。その点では、1kgを切っているMacBookはいいかもしれません。ただ、MacBookも来春辺りにプロセッサのアップデートをしれっと行ってくる可能性もあり、今は買いではないと思います。
そんな意味で、ちょっと無印MacBookの存在意義が問われるような、AppleのMacBookの生産ラインが更に複雑化してきているなあという感想を持ちました。今回iPad Proもリリースされて、iPadもちょっと混沌としていますね。過渡期なのだと思いたいですが。
個人的には買いたいのですが、まだ2014年モデルのMacBook Proがピンピンしているので、これがおかしくなっちゃったら買おうかなという感じです。皆さんはどうしますか?
記事は以上です。