SEO対策の功罪

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先日友人のKEMBOのブログで、
中国No.1のSEO対策業者と協業という話を読んでいた。
それが頭にあった今日この頃だったが、
今朝、出勤途中タクシーの中でラジオニュースを聴いていたら、
こんなネタがあってリンクしてしまった。

あるおじいさんがエアコンが壊れたので、
修理してもらおうと思ったが、
取説も保証書もなくしてしまっていたのでネットで電話番号を調べたら、
修理会社の連絡先が出ていたので電話した。
それで約束したとおりに修理業者が来て直していったのだが、
その修理工から請求された金額がなんと2000〜3000元という法外な金額。
簡単な修理なのになぜ?
ということでそのおじいさんは訴えた。

結局その業者自体が正規の修理業者ではなく、
さらに発行した領収書が偽物だったことがわかり、
おじいさんは勝訴した、
というもの。

ここで問題なのは、
そのおじいさんが修理業者をネットで検索したこと。
慣れない人は百度かGoogleで「メーカー+修理」というキーワードで検索してしまう。
そうすると、悪徳業者がSEO対策業者と組んでいて、
オフィシャルサイトよりも断然上のほうに詐欺サイトが出るようになってしまっていること。

ラジオではこんな悪徳業者を避ける対策として、
・400-8xxなど無料もしくは全国通話料統一電話かどうか確認する。
・受付がまずは録音かどうか確認する(人がいきなり出る場合は怪しい)。
・修理工が来たときに、工作証や身分証などをチェックする。
・領収書が本物かどうかを確かめる。
などと言っていたが、
どうもポイントがずれまくっている気がする。
最後のなんか、この国で金を渡しちゃったらおしまいなのに。

僕はまず何はともあれ、
メーカーの正規サイトを検索することをおすすめしたい。
そこから辿っていった正規代理店やメンテナンス店なら、
おかしくても最終的にメーカーに文句をつけることができる。
だいたいそういうところはそんなボッタクリ商売はなかなかできない。
あとは買ったところに問い合せること。
それから保証書などはできるだけなくさないようにすることだ。

SEO対策そのものは、
まともな使い方をする時には有効だが、
そうじゃない場合は悪い面を持つ。
特に百度なんかはカネさえ払えば表示を上にあげてくれるので、
いろんな商品や店を調べても、
オフィシャルサイトではなく関係ないサイトが上から並ぶことが多い。
思わぬいい発見をすることもなくはないが、
検索の仕方をあまり知らない人に対しては健全ではない気がする。
SEO対策や検索エンジン業者の金儲けが行き過ぎると、
結果的に悪徳業者に悪用されるってこと。

消費者も自分の身は自分で守らなくてはいけないと思うけれど、
身を守る術を知らない老人や子供、体の不自由な人など、
弱者から騙されていくんだろうなあ。
SEO対策も果たしていいことばかりなのだろうか、
と考えさせられてしまった一件でした。

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