Appleが2026年9月25日、ベータテスト用アプリ「TestFlight」のバージョン4.4.0を配信しました。追加されたのは、iPhoneでの横向き表示と、MacのiPhoneミラーリング使用中のサイズ変更機能。折りたたみiPhoneのiPhone Duoは10月23日に発売予定で、TestFlight 4.4.0の配信は発売の28日前となります。

TestFlightは、開発者が正式リリース前のアプリをテスターに配布するためのAppleの公式アプリです。App Storeを経由しない社内テストにも、応募した外部テスターへの配布にも使われます。
TestFlight 4.4.0の更新内容
AppleがApp Storeで公開している更新履歴では、バージョン4.4.0の内容を3つ挙げています。
- iPhoneでの横向き表示。
- OSバージョン27以降のデバイスで、MacのiPhoneミラーリング使用中のサイズ変更(対応する国や地域で利用可能)。
- 安定性の向上とバグ修正。
動作環境はiOS 16.0以降です。横向き表示のために新しいiOSを要求しない、幅広い環境で使える更新となっています。更新履歴はApp StoreのTestFlightページで確認できます。
横向き表示対応の意味
iPhone Duoは本のように開く折りたたみiPhoneで、開くと7.6インチの横長画面になります。AppleのiPhone Duo公式ページは、この画面をiPhone 18 Pro Maxより50%広いと説明し、横向きの映像コンテンツや、Split Viewで2つのアプリを並べる使い方を前面に出しています。iPhoneでも画面の大きなモデルでは横向きに対応するアプリがあるものの、対応するかどうかはアプリごとの判断となっていて、縦画面のみのアプリも多くあります。iPhone Duoは開いたときの7.6インチ横長が本体の売りとなっているため、横向きに対応するアプリがどれだけ揃うかが、発売後の使い勝手を大きく左右します。
そのため、Appleも早めにTestFlightで横向き対応を推進しているのでしょう。
横向きに対応したのはTestFlightアプリ自身です。ベータ版アプリを横向きで動かすには、テスター側でTestFlight 4.4.0に更新したうえで、アプリ側の横向き対応を開発者が進める必要があります。
MacのiPhoneミラーリングでのサイズ変更
iPhoneミラーリングは、Macの画面上にiPhoneの画面を表示して、Macのキーボードとトラックパッドで操作できる機能です。2024年秋のmacOS Sequoiaで追加されました。
今回の更新で、OSバージョン27以降のデバイスでは、MacのiPhoneミラーリングでTestFlightの画面を表示しているときに、表示のサイズを変更できるようになります。表示を大きくすれば、ベータ版アプリの細かい文字やレイアウトの崩れを、Macの大きな画面で確認しやすくなります。
小龍的にはこう思った
冒頭にも書きましたが、iPhone Duoの予約開始は10月16日午後9時から、発売は10月23日からとなっています。発売の28日前にAppleが自社のテストアプリを横向きとサイズ変更へ対応させたのは、開発者に横向きの検証を促す合図と読めます。当ブログの運営会社や私自身もデベロッパーに登録していますが、既にデベロッパー向けにはさんざんメールが出ており、横向き対応について対応を促されていましたけどね。
更新履歴にiPhone Duoへの直接の言及はありませんが、もちろんiPhone Duoへの対応が主な目的であることは明らかです。
折りたたみiPhoneの評価は、開いた画面でまず何ができるか、ということにかかっています。その中でも特に普段使う横向き対応アプリの数量や品質が、iPhone Duoが最初の折りたたみiPhoneとして成功するかどうかの分かれ目となるのは間違いないでしょう。
かつてiPhone 6 Plusで一気にiPhoneが巨大化したときに、発売当初はAppleネイティブアプリ以外のアプリがその巨大化に追いついておらず、とても使いにくかったのを思い出します。iPhone Duoはあれだけの高額の商品です。。それだけ高価なものが発売当初から使いにくかったら批判が吹き出るのは必至ですよね。
ちなみに当ブログでは、iPhone DuoのSplit Viewが均等分割であることと、iPad miniとの大きさの比較をまとめていますので、よろしればご参照ください。
記事は以上です。
(記事情報元:App Store TestFlight)


