Googleは現地時間9月24日付で、衣服を自動整理する新機能「Wardrobe(ワードローブ)」がiOS版およびAndroid版の「Googleフォト」アプリでも利用可能になったと発表しました。

写真の中に写っている服をAIが自動で認識し、整理する機能です。手持ちの服の組み合わせを考えたり、バーチャル試着を試したりと、これまでの画像整理を超えた使い方が提示されています。
まずは米国など3か国で順次提供
この機能は現時点で米国、インド、ブラジルの3か国を対象としています。日本はまだ対象となっていません。Googleの公式ブログや日本語公式ヘルプによれば、対象地域の年齢条件を満たし、フェイスグループを有効化して自分の顔を選択しているユーザーから順次展開される仕組みとなっているようです。
さらに、Google Oneなどの有料プランに加入していない場合は、過去4年間の本人写真が1,000枚以上必要という条件も設けられています。1,000枚を4年間(48か月)で割ると、1か月あたり約21枚以上のペースで自分自身を撮影し、クラウドへ保存してきた実績が求められる計算です。新規利用者よりも、長期間Googleフォトに写真を預けてきた既存利用者を優先する導入条件ということですね。
Apple純正アプリとの機能単位の違い
iPhoneユーザーにとって、純正の「写真」アプリとどう使い分けるかが気になるところです。
Appleの純正アプリにも「調べる」機能があり、写真内の被写体から情報を検索することは可能です。しかし今回のGoogleフォトのワードローブは、写真内の衣服を一覧化し、組み合わせを保存して仮想試着を行うという、服の管理に特化した具体的な機能を提供しているのが大きな特徴です。
もっとも、写真に写った衣服の一覧は、今現在クローゼットにある手持ちの服と完全に一致する状態とは異なります。過去に着ていた服がそのままデータベース化されるため、すでに手放した服も計算に入ります。
小龍的にはこう思った
小龍的には、Googleフォトが手持ちの衣服データベースとして機能する点は、純正アプリとは別の使い道として注目しています。
自分がどんな服を持っていて、どんな組み合わせを選ぶのかというデータは、生成結果が保存容量に算入される点を考慮しても、服選びの手間を減らすツールとして魅力的です。対象地域のiPhoneユーザーであれば、Apple Intelligence関連(参考記事)のような純正のAI機能と並んで、併用して活用する価値は十分にあります。
日本は今回の対象地域外であり、日本国内のユーザーがいつ使えるようになるかは今後の発表待ちです。まずは対象国のユーザーの反響を見守りつつ、日本国内への展開に期待して待ちましょう。
ただし、膨大なご自身のデータをAIデータベースに提供することになるのに抵抗がある人は導入は慎重にされた方がいいかもしれません。全て端末内で完結するならいいのですが、そもそもGoogleフォトのデータはGoogleのサーバに上がっています。どのようなデータ管理になっていくのか、見極めが必要なのではないでしょうか。アパレル業者に顧客データが売られるようなことだけは絶対に避けたいものです。
記事は以上です。
(記事情報元:Google公式ブログ)

