昨日リリースされたiOS 14.5ベータ版(beta 5)の内部コードに、未知コードネームのチップへの参照が含まれていることが9to5Macによって指摘されています。
iOS 14.5 beta 5の内部コードに、これまで発売された端末では使用されていない「13G」と呼ばれるチップからGPUへの参照が含まれていることが発見されたということです。これまでの命名スキームにのっとると、この「13G」チップは次世代iPad Proに搭載されると噂されている「A14X Bionic」チップではないかと思われます。
またこの「13G」チップは「T8103」に基づいていることもわかっていて、この「T8103」とは昨年リリースされたばかりのApple独自チップ(Appleシリコン)のApple M1チップのコードネームですので、これまでのBloombergのMark Gurman氏による次世代iPad ProにはM1チップが搭載されるという情報が裏付けられた形となります。なお、新しいiPad(Pro)のコードネームはJ517、J518、J522、J523であることもわかっています。
「13G」チップは次世代iPad ProのA14X Bionicチップ以外のものとは考えにくいといえるでしょう。
9to5Macでは更に、3月2日以降Xcodeが更新されていないことも指摘されています。これは公式発表まで新機種の情報を秘密にしておくために、新機種発表前にAppleがよくやる常套手段ということで、これは次世代iPad Proの登場が近いことを示しているといえそうです。やはり4月に新製品発表イベントが行われ、Macと同等のM1チップが搭載されたiPad Proという売り文句でリリースされることでしょうね。
新型iPad Proでは、より速いThunderboltポート、カメラのアップグレード、12.9インチにはMini LEDディスプレイパネルが採用されるとみられています。そしてM1チップ搭載となればこれはとんでもない性能になりそうですね。
記事は以上です。
(記事情報元:9to5Mac)